▲ 【CONTENTS 1】イントロダクション、夫から見た「元気です」、「元気です」のその後
(ポラリスHP)
YouTubeボイコミ!第1話はこちら(全10話)
第42回です。
自分で決めたルール
ここまで数回に渡りお送りした、注腸造影検査の前日譚。
今回は、その最中に、
私ひるなまの夫が、
自分で決めて破ることなく守り通した自分ルール
を紹介します。
(前後編です)
ふりかえり
※コミックス「末期ガンでも元気です」
でいうと、p26〜28の辺りですね
下剤を飲んだものの、
とんでもなくお腹が痛い妻・ひるなま
(「元気です」第2話)
その姿に思わず夫は・・・
それに対して、ひるなまは
↑前回のブログ#41で、ご紹介したエピソードです。
眠れない夜に
その後…。
この夜は、もう
なかなか眠れませんでした。
色々な考え事をしました。
体調は落ち着いた?悪化してない?
病院に電話する? 今日はもうしない?
下剤の種類、トイレ回数などメモ
眠くない、食欲ない、
心配、心配、心配、
クルマで明日は何時に出る
検査、検査結果、家族には言うべきか
仕事、お金…
その後はどうする? どうなる?
と、上に挙げたような沢山の考え事が、
頭の中でグルグルーっとゆっくり渦を巻きます。
(ぐるぐるばかりで、
まとまるわけもないんですが)
その渦の真ん中に、
さっきのひるなまの言葉があって、決して頭から離れません。
まだ私が泣いてないのに、泣かないでよ。
お腹が痛くて辛いのは、あたしなんだから…
私はこのままでいては、ダメなんじゃないかな、と何となく思いました。
そして、朝が来る前に、1つ決めました。
自分ルールを1つ、決めて守ることにしたのです。
今日から、
ひるなまが安心して通院できるように、
その一心からです。
(結果的に、その後の闘病生活全般にわたってのものとなりますが)
それは、
ひるなまより先に泣かない。
「先に泣かない」
条件を含めて整理しますと。
ルール
「先に泣かない。」
ただし以下はOK
・嬉し泣きなど、ポジティブな理由の時
・本人がその場にはいない時
・後から、一緒に泣く時
…妻が病の当事者になろうとしている。
下剤に苦闘する姿を見るにつけ、
ふんわりと、そんな「予感」がします。
それなのに、泣いてる場合じゃない。
本人を支えないと。
これがルールを決めた理由です。
何よりも、
私が病気で辛い時、
どうにもならなかった時、
あんなにも、お世話になったのだから…
↓参考 ブログ#2
なぜ夫はひるなまに恩返しをしたいのか…?
…常日頃、
あの時の自分の恩を返したかった、
私ひるなまの夫。
自分ルールという「枷(かせ)」を
一つ加えるくらい、
別に何とも思いませんでした。
スイッチon
胃がんではない、
そうはっきり分かっているが為に、
まさか、よもや、
何か別のガンなはずがない、
そんな安易な決めつけが、
自分の中にありました。
言わば、まだ油断している状態です。
↓参考 ブログ#9 胃カメラのお話
まだ当然診断前、検査前です。
だから、
「命の恩人に、恩返しをしたい」
「苦労をかけた俺のせいで、ガンに…?」
私がこんな風に、
決意をしたり後悔したりするのは、
もう少し時間が進んでからになります。
私は、このルールを決めて、守り通すことができました。
ん? 本当ですよ?笑
決めてよかったと思っています。
次回は、
「自分ルール」を決めた思いについて、もう少し深く掘り下げます。
今回はここまでです。
久しぶりでしたね。疲れました。
今後とも、
お読みいただければありがたいです。
今日もお読みいただき、
ありがとうございました
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