プロフィール
- プロフィール|ピグの部屋
- ニックネーム:ヒルズ美容ステーション
- 性別:男性
- 誕生日:2006年9月15日
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フォトフェイシャルm22をはじめとするIPL機器が日本に登場し、
はやいもので20年になります。
フォトフェイシャルはIPL(Intensed Pulsed Light)テクノロジーによって急速に普及しました。
レーザーと違い絆創膏を貼る必要もなくダウンタイムの短い治療として、
これまでに様々なIPL機器が登場し医療現場で活躍しています。
しかし、IPL機器の種類によってはレーザーよりも設定が簡単なために、
医師ではなく看護師が施術しているクリニックもあるようです。
*当院では医師が施術しています。
当院ではIPL機器の中では最も人気が高く性能のよい・・・
フォトフェイシャルm22を使用しています。
私自身はフォトフェイシャルが日本に上陸した当初から行っており、
フォトフェイシャルの歴代機器を使用して施術してまいりました。
ある時、患者様から言われたことがあります。
それは・・・
「先生気を悪くしないでね。。。実は他院で同じフォトフェイシャル、
いや全く同じフォトフェイシャルだったと思うけど、安くやってくれるところがあって・・・
でもねやったあとの効果が全然違うのよ・・・」
・・・と。。。
もちろん当院に再び来院して頂きましたのでとても嬉しい限りですが、
同じ機器でも効果の違いがあることは理解できます。
私は先に述べたようにフォトフェイシャルを率先してやってきました。
もちろん学会活動や論文も多数執筆してきましたので、
フォトフェイシャルのことは熟知しています。
F1の車をF1ドライバーが運転するのと、
普通車を運転していた人が少し練習をしてF1の車にのっても、
動かすことは出来るでしょうが、乗りこなせることは困難です。
新型のフォトフェイシャルm22の設定は複雑で無数にあります。
まさにF1の車のようなものですよね。
つまり機器を使いこなせないと、
患者様のお肌に対し最大限の効果は出ないわけです。
それは患者様一人一人の肌の状態が“同じでない”からです。
単純な設定でただ施術するだけでは効果は半減します。
私もこれまでベストな設定を見つけるまで試行錯誤を繰り返してきました。
今回のタイトルにあるように、
“フォトフェイシャルm22は同じ機器でも施術者によって効果に違いはあるの?”
その答えですが・・・
全く同じ機器でも施術者によって効果に差がでます。
私のクリニックではこのベストな設定を大切にしていますが、
それに加え様々な波長を切り替え、
1回で4段階の治療を行っています。
またクーリング時間も徹底して長めにとります。
このクーリングもとっても大事なことで、
短ければ施術後の肌トラブルになるわけです。
最後に患者様がフォトフェイシャルを受けられる場合に、
知っておくとよいことを下記に記載しておきます。
①その治療器がフォトフェイシャルかどうか???
>>>様々なフォトフェイシャルと呼ぶ機器がありますが、
フォトフェイシャルは株式会社ルミナスの製品です。
②施術は医師が行っているかどうか
>>>エステなど医療機関以外で施術は医師ではないので論外です。
また看護師はレーザー脱毛など医師管理下のもとで行って問題はありませんが、
光治療はやはり経験豊富な医師が行うべきです。
③その医師は経験豊富かどうか
>>>すくなくとも形成外科や皮膚科など学会の専門医、
またレーザー専門医の資格を有しているか。
④1種類の光(フィルター)ですませていないかどうか
>>>フォトフェイシャルm22のフィルターは数種類あります。
経験豊富な医師は4種類以上は使用しています。
⑤施術後にクーリング(冷やす)時間を長めにとっているかどうか
>>>流れ作業のように治療したらすぐ帰宅はいけません。
照射範囲にもよりますが最低でも1時間程度は必要です。
⑤5回や6回の治療セットを最初からすすめていないかどうか?
>>>最初からセットをくむなどはオススメしません。
1回で満足される患者様も多いですし、費用をかけすぎるのもよくありません。
フォトフェイシャルm22をはじめとするフォトフェイシャルは、
機器が同じでも施術者が変われば、
異なる効果がでることは覚えておいてよいでしょう。
フォトフェイシャルは約20年続き美容医療の中でも、
最も重要な位置づけがあります。
フォトフェイシャルが未経験な方でも、
フォトフェイシャル治療経験の豊富な医師に施術をまかせることは重要だと思います。
丸山成一
※リスク・副作用・合併症
発赤、疼痛、炎症性色素沈着、色素脱失、水疱形成、火傷(傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成)、
自分が想像していた結果(しみが取れないなど)と異なるなどが考えられます。