クレープパーティの試作の話 | 明るい家庭菜園

明るい家庭菜園

なんとなく生きてきて何とかなってた私が、なんとなく畑を持ち、なんとなく家庭菜園をしている経過の報告。参考にはなりません。

ああ忙しや。
毎年思う、4月から夏休みまでは何だかずっとバタバタ。
 
だがしかし、子供が学校に行き、学年が上がったことにより帰りもある程度遅くなったので、母時間も以前より増え。
 
ダッシュでちょっと都会の地元へ行き、お友達とランチが出来るまでに進化した。
 

 
都会の焼肉は室内で炭火が当たり前らしい。
 

 

食べ盛りの子供二人に、食べ盛りの中年おじさんひとりの我が家でこんな事したら、4枚しか焼けないなんて、飢えから争奪戦が起きそうだが、都会でお友達と二人で語らいながら食べるにはちょうど良い、炭火七輪。

 

こんな時間が持てるなんて夢のようだわ。と思いながら素敵な時間を終え、急いで帰宅する中年主婦の私。

 

ああ、ゴールデンウィークには何かイベントをやらなきゃな。というわけで、帰りの車内で思いついた。

 

そうだ、クレープをしよう。

そうと決まれば試作をしてみよう。

 
レシピ通りに作ってみた。はずだったが。
 

 

小麦粉を振るわなければいけなかった、忘れていた。

ドロッドロになった。

 

 

ドロドロをザルに押し付けて、ダマをなんとかなくし、4人分の生地の完成。

 
さあ、今日の夜はクレープパーティの試作よ!
特別にチョコソースも仕入れたわ。
庭のお庭も飾りましょう。
 

 
わあ、楽しいねえ。と言いながら具材を準備し。
 

 

生クリームも泡立て、ホイップクリームも作り、材料が出来上がり。

 

ホットプレートで生地を焼き始めたが、ここからが修羅場。

2枚ずつしか焼けない生地。

待ちきれない食べ盛りの子供二人に、食べ盛りの中年おじさんひとり。

焼けた途端に巻いて一瞬で食べ終わる3人。

生地が焼けるまでの間に我慢が出来ずつまみ食いが止まらず具が寂しくなり。

焼いても焼いても一瞬で巻いて食べ終わり、満たされない食べ盛りの子供二人に、食べ盛りの中年おじさんひとり。

 
あっという間に生地がなくなり、再度生地を作り。
その間も待ちきれず、具をつまみ食いする者、それをとがめる者、早い者勝ちだとひたすら食べ続ける中年おじさん。そう、修羅場。
 
生地が出来たら具がなくなり、具を用意している傍から生地も消え。
現場は険悪。母は疲労困憊。
 
結果、牛乳は1本消え、卵は4個、小麦粉は400グラム、ツナ缶は2つ、コーン缶は1つ、ウインナーは2袋、ハムの徳用パックは1つ、生ハム1パック消えていき、他にも色々消えていき、まだ満たされないと言われたので、さらに目玉焼きを3つ焼いて。
 
ああなんて不経済。
 
そしてとても険悪な現場。
全然楽しくないし腹いっぱいにならないし、もうクレープなんて夕飯にしないでくれよな。と何もせずただ食べていただけなのに一つも食べていない私に向かって怒り出す中年おじさん。
 
空腹は人をとんでもない凶暴にするらしい。
 
思い出しただけで腹が立つ、もう二度としないと心に誓った、呪いのクレープパーティ(試作)。
 
試作でよかった。
ぶっつけ本番だったら大変なことになるところだった。
ああ恐ろしや、クレープパーティ。