重障害児(者)の言葉や気持ちを感じ取る『フィーリング・コミュニケーター志津枝』です。
あなたのココロを《スーパーヒーリング・ハグ》で癒やしますアップ
 
 
こんばんは(*^▽^*)
訪れてくださった方々。いいね下さる方々。
いつもありがとうございますm(_ _)m
励みになりますラブラブ
 
自閉症スペクトラムが発覚する前のわたしが
 
『どんな風に世界を感じて、見えていたのか』。
 
 
それを、今現在困っている当事者の子ども達やご家族、支援している方々の
 
1つの情報として知ってもらえたらいいな、と思います。
 
 
チューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンク
 
 
 
ある日図工の時間に、花の絵を描くことになった。
 
校庭の花壇の花を見て描いたり、想像の花でもどちらでも構わないという。
 
わたしは花壇に咲いてたチューリップの花びらを観察し、
 
これを元に想像の花を描いたらおもしろいかも~(^O^)v
 
と、ルンルンしながら教室に戻った。
 
普段チューリップのような形だけど、花が開ききったら1つ1つの花びらがピンクハートになってるんだキラキラ
 
時間ギリギリまでかかって出来あがった絵は、こんな雰囲気。
 



 
 
 
近くの席の女の子が「あ、かわいい~!ハートの形のお花だ(^^)☆」
 
普段、女子的会話についていけないわたしでしたが、ここでクラス女子の共感を得ることが出来ましたσ(^◇^;)
 
 
「あ、ほんとだかわいい~(*^▽^*)」
「ねぇねぇ、どんな花なの?」
 
 
……そういえば、描いてる間は何も考えていなかったσ(^_^;
 
「………え~とね……」
 
とりあえず画用紙の中の花をジッと見つめて、思い浮かぶ言葉を繋げてみる。
 
 
「この花の花びらが開いた時は、みんながフワッと幸せな気持ちになれるの。
 
たとえばケンカしている人達がいても、
この花を見せたり、持ってもらったらすぐ仲直り出来るし、
 
怒ってばかりの怖い人も、優しくなって、
 
泣いてばかりの人も、笑顔が戻って
 
みんながウキウキ、楽しくなるの音譜
 
好きな人ともお互いに『好き同士』になれて、
 
ずっと仲良しでいられるんだよ~( ´艸`)」
 
 
話している内に、心の底から嬉しくて飛び跳ねたい気持ちが湧いてきた。
 
みんなが優しくなったら、動物捨てる人もいなくなるし、ぶつ人もいなくなる。
世界のケンカも、なくなるんだ( ´艸`)
 
思い付いた想像に小躍りしたいくらいだった。
 


「わぁ、いいね!それ、ステキだね!」
「両想いになれるんだぁハート
 

クラス女子がわらわらと集まってきて、絵を見て笑顔になってくれた。それが、とても嬉しかった(*^▽^*)
 

「何て名前なの?」
 

………ハート花………は、違うな。
 
 
 
「『愛の花』!」
 
不意に口から飛び出したのはこの単語。言った自分がビックリした。
 
でも、ただの好きの感情を左右させるのとは違う、
全てをまるごと巻き込むような存在感は……、
 
一番ピッタリだと感じた。
 
 
 
小1の口から、オリコン検索すればたくさん出てきそうな『曲タイトル』のような言葉が飛び出し、固まるクラス女子(゚o゚;
 
 
「………あい…………?」
 

あれ?……またわたし、おかしなこと言っちゃったのかな……?( ・_・;)
 

静寂を破るように、男の子の声が割り込んできた。
 
 
「愛だって。やらし~!」
 
…………やらし………?頭の中が一瞬空白になった。
 

振り返ると、クラスのお笑い担当盛り上げ役をやってる男の子がズカズカと歩いて来た。
 
絵を掴んで高々と持ち上げ、クラスのみんなに見えるようにぐるりとめぐらす。
 
授業の絵なのに、◯◯がやらしい花の絵を描いてます~。スケベでエッチです~
 
言われた意味がようやくわかった。
 
泥だんごを言葉に変えて、べしゃりと投げつけられた気持ちになった。
 
キレイだったものが汚されたような。
 

「やらしくないもん!キレイだもん!(≧Д≦)」
 

「じゃあ、エッチだ!大人が見てるテレビとかで、『愛』とかなんとか言ってる時は『子どもが見るものじゃない』とか言われたりするじゃないか!
『愛』なんて恥ずかしくて、オトナじゃないと言ったり見たりしちゃいけないんだぞヽ(゚Д゚)ノ
!」
 

……………そうなの!?(◎-◎;)だから、クラス女子達、あの反応だったの!?
 

周りを取り囲むクラス女子の顔を見渡すと、みんな目線を外して俯いている。
 

………でも、わたしの描いたのは、そんなんじゃない!
 

「『愛の花』は、エッチじゃないもん!(T^T)」
 

お笑い担当の男の子は絵を掲げながら、クラスメート男子の笑い声や「やだぁ~(゚∀゚)」という女子の反応を得て、注目を浴びて有頂天だった。
 
わたしは半泣きで叫びながら、絵を取り返そう
と男の子を追いかけ、
 
 
騒ぎに気づいた先生が間に入ってくれてやっと収束したものの、
 
その後の祖母との面談や通信簿で
 
『ものごとを大げさにとらえすぎる。感受性が強すぎる。反応が大きすぎて、からかわれの対象になりやすい』
 
として、
 
「大したことじゃないんだから、いちいち相手にしないで無視すればいいのよ!あんたが大げさに反応するから、面白がられるんでしょ!
泣いたら、よけいからかわれるよ!」
 
………と、こんな事で呼び出されてるなんて………と、ブツブツ文句を言われる始末だった。
 
祖母の説教内容が増えていくのを、毎日ズッシリ背中や肩に受けながら、
 
しだいに教室でもわたしはしゃべらなくなって、自己主張を抑えるようになっていった。
 
 
☆あの頃のわたしに、今なら
 
『あなたは感じたことはすばらしいよ。間違ってないよ』
 
と抱きしめてあげたいです(*⌒▽⌒*)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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