亀山市議会議員 伊藤彦太郎 -3ページ目

教育民生委員会 一般質問 中部中学校以外の候補地が黒塗りされていた点について

昨日の産業建設委員会に続いて、今日は教育民生委員会が開催された。

と言っても、委員会の委員でないため、当然出席はしない。
ただ、ここの所、ずっと議会を賑わしている「給食センター」の問題を所管する委員会だけに、特に委員会の一般質問でどのような議論が為されるかが気になっていた。
家業の関係で、家に居なければならならず、インターネット中継での視聴を行った。

内容的には、委員長の櫻井議員が副委員長と交代して議論を行うなど、白熱していたと思う。特に福沢議員の質問はあらゆる面から今回の問題を質す形となっており、素晴らしいものだった。

ただ、その一方で、教育委員会および市長の答弁は相変わらず、というより、議員側の指摘が鋭い分、以前にも増して酷いものとなっていた。

一番酷いと思ったのが、6か所の候補地の内、中部中学校以外の候補地が黒塗りされていた点について、「市長は場所がどこか分かっているのか」という問われた市長が「分からない」と答えた点。
総合計画後期基本計画の実施計画にも建設が明記された「給食センター」の候補地を知らないなんていうのは、実際にお金を出す決定を下す自治体の首長としてあり得るだろうか。
一つだけ△印で、残りは◎が付いた候補地が「適地でない」と判断した教育委員会の報告に対して、「何故?」って問うのが普通ではないか。
例えば民間で、商品を購入しようとする場合、値段の妥当性も含め一番評価が高い商品が不適切で、一番評価が低い商品が適切だったという話を、担当から社長が聴かされた場合、「何故?」と「その評価が覆された理由」を訊くのが世間一班では普通の感覚ではないか。

もし、そんな重大なことに市長が無関心であったとすれば、もはや市長の資質以前の問題だ。そして、自らの資質を貶めるような、そんな発言を市長が平然と言ってのけること自体信じがたい話だ。

最早、市長部局も教育委員会も、このまま済し崩し的に事を進めようとしているようにしか見えないが、やはりこのままで終わらせる訳にはいかないと思う。

産業建設委員会 市道路線の認定 市営住宅

本会議は昨日で一旦終了し、今日から常任委員会。
今日は先陣を切って、産業建設委員会が開催された。

議案としては、「市道路線の認定」と「市営住宅条例の一部改正」が付託されており、その2議案について審査を行ったのだが、路線認定、市営住宅廃止、という現場を伴うことだったため、現場視察を審議前に行う。

市道は阿野田地区の新設道路が1路線。
廃止される市営住宅としては、亀田と和田。

両住宅とも、合併して亀山市の議員になって初めて知った場所。

和田については、新庁舎の候補地としても挙げられているが、先般から話題になっている給食センターの候補地としても検討されたのではないか、と言われている。今日も視察に行く途中の車内では、その話題で溢れた。

廃止されるもの、新たに認定されたもの、そしてこれから計画されるもの、時代の流れを肌で感じた現場視察だった。

一般質問 給食センターの候補地 上位5か所「適地でない」

週明けの今日も本会議。一般質問。

前回のブログで触れた、給食センターの候補地として挙げられた6か所の内、上位5か所では無く、最下位の中部中学校敷地内が最終の候補地として検討されたことについて、福沢議員が同様の指摘をされた。

教育委員会からの答弁ははっきりしていた。

「5か所とも、適地ではない。」

なるほど、「適地でない」のかもしれない。ただ、各候補地の、「どの辺が」適地でないのか、逆に中部中学校敷地内の、「どの辺が」適地としてみなされたのか、それら理由が全く無い。
それどころか、議会への資料も含め、公に出している資料には、6候補地の検討をしたことすら伏せ気味である。

そもそも、適地でない、とするなら、本来最初から候補地から除外しておくべきだ。

整備費が大きく膨らんだことについて、「当初の見込みが甘かった」と教育委員会。
適地でない、ところを、候補地として検討していたとすれば、業務遂行上の意識という意味で「甘すぎる」と言わざるを得ない。