ひーちゃんのブログ☆婦人科疾患と息子のこと -5ページ目

夏休み

8月。ほぼ発作はなくなった。

やっぱり学校が起因していることは明確だった。

家族旅行に行ったりのんびりゆっくり過ごした。

もうこのまま休学かな…

そう思っていたが、本人はやはり9月からも大学に通うと言う。

また発作が起きたらどうする?

でもこのまま家にいてもしょうがないか。

そのまま息子の言うことを信じ、後期の学費を振り込んだのだった。

どうか、息子に人並みに学生生活を送らせてください。お願いします。

その時はそう願うしか、なかった。

病気が憎い

息子は小さい時から手のかからない子だった。

外でグズったりして困らせることも一切なかった。

私が仕事に行く時に保育園でバイバイする時だけは泣いて離れないときもあったけれど。

スクスク成長して、スポーツも勉強もできる、優しくてカッコいい男子に成長していった。

超がつくほどの進学校に入った後も、部活に模試に恋愛に遊びに…キラキラ輝いている息子はいつもまぶしかった。

病気は息子から何もかも奪っていった。

勉強もできなくなり、大好きな運動も制限され、車の運転どころか自転車も禁止。

友達もどんどん離れていく。

どうして?

あんなに輝いていたのに。

息子が何をしたっていうの?

あんなに大事に大事に育ててきたのに。

どうして息子は難病になったの?


学校を休む

頻繁に倒れるようになった6月から7月。

月曜日に搬送されることが多いことから病院では学校が辛いのではないか、もともとの病気ではなく、心因性の発作である可能性が高いと言われた。

とりあえず、学校をしばらく休んで家で療養したほうがよいと。

もう学期末でひとつも単位をとれないまま、大学を休むことになった。

ほとんどの時間寝て過ごす。

たまに起きてスマホを見たり漫画を読んだり。

学校に行かなくなってからはほぼ発作は起きなくなった。

そのまま、夏休みへ。

「僕が学校に行って倒れて迷惑をかけるくらいなら、ずっとベッドの上にいたほうがいい」

そう言われて号泣した。