ひーちゃんのブログ☆婦人科疾患と息子のこと -3ページ目

本屋で意識消失

息子は、学校も休学し、ずっと家にいて、このところ大きな発作はないのだが、度々、突然気を失うことがある。

家にいる時は階段やお風呂さえ気をつければ、たいてい問題ない。ただ、しばらく失神するだけなので救急車は呼ばない。でも外でその状態の彼を見る人は驚いて救急要請するかもしれない。

平日の午後、彼が本を買いたいというので車で10分ほどの大きめの本屋に行くことになった。

正直、彼と二人で出かけるのは気がすすまない。倒れた時に大変だから。

以前もスーパーの出口で倒れて、周りの人や警備員さんに手を借り車に運んでもらったことがあった。

それでも引きこもりがちな彼を外に連れ出したくて、心配しながらも出かけた。

本屋に到着。入口に車椅子があるのを確認しつつ、中へ。

しばらくの間本を探していた。私は後ろから見守る。すると急に棚の前でうずくまった後失神してしまった。

店内は空いていて周りに人はいない。

しばらく彼を抱えて床に座っていたがどうしようもないのでそのまま寝かせ男性店員さんを呼び、車椅子を持ってきてもらうよう頼んだ。

優しい店員さんでよかった。

二人がかりで車椅子に乗せ、店の前の車まで運ぶ。もうひとり店員さんが来て、三人でなんとか車の中に乗せた。

救急車はいいんですか?と聞かれたが、断り、平謝りに謝り、店を後にする。

家に着いても意識はなかったが、在宅ワークの主人がいたので、呼び、車からおろした。

その時少しだけ意識を取り戻したか、なんとか玄関までは主人に支えられながら数歩歩いた。

そのまま、和室へ引きずり、水分を与え寝かせる。

ぼーっと。ただ悔しそうな何ともいえない顔で天井を見つめる彼。

本一冊もなかなか買いに行くのが難しいね。

切なくて涙が出た。




ランチ

昨日は久しぶりに高校時代の友達とランチに行くと言ってきた息子。

ひとりでバスでも行けるが、やっぱり発作がこわくて、送り迎えをすることにした。過保護…


高校は進学校だったので周りは名だたる大学に通う子ばかり。

病気で休学して、喋ることも下手になった息子は果たして昔の友達と楽しめるのかな…


夕方LINEがきて迎えに行くと、ランチ中に発作があったという。

大きいものではなく、たまに起きる、ボーっとなってよだれがでるもの。

すぐに元に戻ったので無事に帰ってこれたが友達は心配していたらしい。


それを聞いてまたやるせなくなった。

何も心から楽しめないじゃないか。

辛い。

辛い。

辛い。


休学届

今日大学に休学届を出してきた。

致し方ない。

復学は難しいと思うけどとりあえず休む。

息子にはずっと無理をさせてきた。

うまく機能しない頭を無理に使わせて…

大学に通わせたのは親のエゴだったのかなとも思う。

去年の今頃は、スーツを買ったりパソコンを買ったりリュックを買ったり…新生活に想いを馳せていたのにな。

胸がしめつけられる。

ただただ大学生活楽しんでほしかっただけなのに。