ひーちゃんのブログ☆婦人科疾患と息子のこと -2ページ目

息子の外出

「火曜の夜夕飯いらないからね!」

2、3日前だったか、少し自慢げに息子が言ってきた。

帰省している高校の仲間と会うらしい。

いつぶりだろ?春休み以来かな?

ずっとずっと休みの日も家族と過ごしているから、友達と遊ぶなんてことなんてめったにない。

息子くらいの年齢なら、あまり家にいないのが普通なんだろう。

久しぶりにひとりで出かけると聞いて、よかったという気持ちと心配な気持ちが入り混じる。

先々週に少し大きめの発作があり、それからちょこちょこ細かい発作が起きていたから。


当日。

いつも適当に服を選ぶ息子がこの日は念入りだ。

買ったばかりの高いヘッドホンを首にして。友達に見せたいのかな。

待ち合わせの駅前まで車で送った。

楽しんでね!と声をかけ別れた後、大丈夫、大丈夫、何も起きない!不安な思いをかき消すべくつぶやいた。


21時半頃、「バスで帰ろうか?」と息子からライン。ここでそうしてね、と言えるならどんなにラクだろう。また倒れたら?また救急車呼ばれたら?そう思ってしまう…。

結局、主人が迎えに行ってくれた。


帰ってきた息子は満足した様子だった。

ただ、ご飯を食べにいった数時間だったけど。

頭のいい友達と話が噛み合うのかもわからないけど。

楽しい時間を過ごせたならよかった。


だけど…本来なら何も心配することない年齢の男子なのに。

ちょっとの間ひとりにするのも不安でたまらないなんて。

やっぱり母は辛いんだ。


久しぶりの発作

8月24日土曜日


この日は私は朝からバイト。

帰宅すると息子と主人はいなくて、家族LINEに、昼ラーメン食べに行って髪切ってきますと入っていた。

私はひとりで適当に昼食を食べて昼寝。

15時頃息子達が帰ってきて、みんなで昼寝。


夕方、近くのスーパーに親子三人で散歩がてら買い物に行った。

息子は元気で、飲みたいジュースを買い、帰りは荷物を持ってくれた。


夕飯の支度をしていると、頭痛い…と息子。

カロナールいる?と聞くと、夕飯後でいいと。

ダイニングに座ってスマホを見ていたが、急に頭を下げて動きがとまっている。

おかしいなと思い見に行くと顔面がひどくけいれんしていて、よだれをたらしていた。

横になろうかと声をかけて寝かすと、目が上向きになり口をパクパク…しばらく見ていなかった表情に恐怖を感じた。


その後は震えもおさまり、入眠したようだったが、何度も顔をしかめたり、救急車…とつぶやいたり。

今月はほぼ発作がなく、本人も快適と言っていただけに久しぶりに苦しむ姿を目の当たりにして辛くてたまらなかった。

ああ、やっぱりこの病気は直ることはないのだな…

なんで息子なんだろう…

でもでも…スーパーで発作が起きなくてよかった。

みんないる時でよかったんだ。

そう思うことで気持ちを何とか立て直した。


寝ていた息子に、21時すぎ夕飯食べよう!と声をかけると辛そうだったが何とか起きてご飯を食べ出した。

昨日作った好物の筑前煮。

おいしい、お腹空いたと言ってモリモリ食べた。


その後は普通にお風呂に入りテレビを見て就寝。

何事もなかったように元気だった。

本当に理解できない。

発作って厄介なものだ

お盆休み終わり

お盆休みは主人は丸々9日間、私はちょこちょこバイトが入っていたけどあっという間に終わった。

息子は友達とLINEのやりとりしていて、集まりがあるのかな?と思ったけれど結局誰とも会わなかった。

先月増やした精神の薬は合わなかったらしく、自分からやめたいと言って飲むのをやめた。

大好きな父が休みでいてくれるのがうれしいのかずっと機嫌はよく、発作も起きない。

遠出はしなかったけれど、お墓参りに行ったり、夜近所の居酒屋に行ったり、親戚の赤ちゃんに会ったり、花火をしたり、映画を観に行ったり…のんびりと過ごせたと思う。

去年の今頃は入院ばかりして大変だった。

今はなかなかひとりで行動するのは難しいけれど、家にいてわりとリラックスはできているのかな。

周りのキラキラした若者達を見ていると息子が不憫でたまらなくなるし、将来がたまらなく不安になる時もあるけれど…

大きな発作も起きないで、家族とおいしいものを食べたりして一緒に笑って過ごせている。

今はそれだけで幸せなのかな。