ひと昔前、石屋は月に2、3件お墓の注文をもらえば食っていける時代でした。最近はどうでしょう。現在は月に10件問い合わせがあったとするとうち7件は墓じまいの見積もり依頼。2件は補修工事見積もり、新規にお墓を建てる相談は1件あるかどうかです。これではとてもやっていけません。追加彫刻や納骨をこなして日銭を稼いでも新規の建墓工事が無ければお先真っ暗です。ここ数年廃業する石屋も後をたちません。お墓に何があったのでしょうか。それは海洋散骨、樹木葬、納骨堂などお墓の形態が多様化した事と少子化により継承者が激減した事が原因です。例えばある夫婦がともにひとりっ子で子供は娘ひとりしかいなかったら…行く末はその娘が両親の墓と嫁ぎ先の墓まで見る事になります。そうした事情を見越して両親は自分たちが元気なうちに墓じまいする事で娘の負担を少しでも減らそうと考える訳です。ましてや子供のいない夫婦だったらもはやお墓を建てる事すらしないでしょう。こうした事情からお墓の形態が様変りし、昨今では『お墓とお骨を残さない』タイプが主流となりました。お墓があればいつかは墓じまいしなければならない。お骨があればいつかは引き取らないなければならない。従っていづれも残らないカタチにする訳です。管理費は一括前払いにすれば子供に負担をかける心配もありません。少子高齢化の時代のこれが現代お墓事情です。それでもあなたは、お墓を建てますか?
葬儀の際にクルマで来られて式場で着替える方も多いと思いますが出かける前に是非チェックしていただきたい事が1つあります。冠婚葬祭用の靴です。喪服やYシャツは皆さんクリーニングに出されると思いますが靴は意外と見落としがち。クリームなどを塗って手入れされている方も多いとは思いますが滅多に履かない靴の場合靴底が傷んでいる事がけっこうあります。いざ着替えて歩き出した途端靴底が外れて転倒!倒れなくても靴底がボロボロになって歩いた後に点々と散らばっている…そんなシーンを結構な頻度で見かけます。不特定多数の席で恥ずかしい思いをしない為にも是非靴底の点検をお願いします。

通常は葬儀社が代行して記載、提出してくれますが即答できるように調べておくと根掘り葉掘り聞かれずに済みますので是非把握しておいて下さい。また死亡届けは役所に提出して火葬許可証を取得しますので必ず数枚コピーを取っておいて下さい。後々の様々な手続きの際にコピーを添付する必要が出てきます。再発行にはかなりの金額がかかりますので…