葬儀と墓のプロのつぶやき

葬儀と墓のプロのつぶやき

現代葬儀やお墓事情、それにまつわる話しをわかりやすくつぶやきます。

葬儀の際にクルマで来られて式場で着替える方も多いと思いますが出かける前に是非チェックしていただきたい事が1つあります。冠婚葬祭用の靴です。喪服やYシャツは皆さんクリーニングに出されると思いますが靴は意外と見落としがち。クリームなどを塗って手入れされている方も多いとは思いますが滅多に履かない靴の場合靴底が傷んでいる事がけっこうあります。いざ着替えて歩き出した途端靴底が外れて転倒!倒れなくても靴底がボロボロになって歩いた後に点々と散らばっている…そんなシーンを結構な頻度で見かけます。不特定多数の席で恥ずかしい思いをしない為にも是非靴底の点検をお願いします。




自分の本籍地あなたは覚えていますか?昔は免許証に記載されていましたが今では現住所しか記載されていません。実は人が亡くなると絶対に必要な死亡届けには本籍地を初め普段書かないような記載事項がたくさんあります。自分の本籍地すらわからない方が多いのに親や兄弟の本籍地まで把握している人は一体どれくらいいるのでしょうか。死亡届けにはその他に筆頭者の記載欄もあります。さて筆頭者とは何だかわかりますか?

 通常は葬儀社が代行して記載、提出してくれますが即答できるように調べておくと根掘り葉掘り聞かれずに済みますので是非把握しておいて下さい。また死亡届けは役所に提出して火葬許可証を取得しますので必ず数枚コピーを取っておいて下さい。後々の様々な手続きの際にコピーを添付する必要が出てきます。再発行にはかなりの金額がかかりますので…


火葬場の1日の稼働数には決まりがあります。従って亡くなる方が多いと当然順番待ちになります。日本では年末年始と夏の暑い時期はどうしても火葬場の空き待ちに1週間から10日ほど待たされるケースも多々あります。ご遺族にとっては長い時間ですよね。時間があるからといってこの間に先に諸々の役所手続きを、という訳にもいきません。なぜなら火葬許可証がまだ受理されていないからです。除籍されなければ手続きできませんのでご火葬が終わるまではひたすら待つしかないのです。お客様によっては忌引き期間を過ぎてしまうので一旦会社に出社するケースも見受けられます。葬儀社では大型の保冷庫でご遺体が傷まないようにお預かりするのですがご依頼が次々入ると定員オーバーでお断りせざるを得ない場合も出てきます。不幸があって病院から葬儀社に電話したら何件も断られてやっとの思いで引き受け先を見つけた、そんな経験のある方もいるのではないでしょうか。今の葬儀社はどこもたいてい友の会や事前会員を募集しています。これに入会する最大のメリットは搬送を断られない事です。どんなに混んでいても会員を断ったらメンツが立ちません。事前にプランの見積もりなども出してくれるので費用の目安もたちます。もしもの時が近いのならこうした会員になっておくのもいざと言う時にたらい回しにされない方法かもしれませんね。