コロナ禍でマスコミが変化した | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

久しぶりに投稿します。

お元気でしたか?

 

ところで、

あなたはコロナ禍で、

仕事の方法を大きく変えましたか?

 

今のマスコミとは違っても

 

私が新聞記者だったのは2011年まで。

もう、10年も前のことです。

テレビ局の報道デスクだったのは

2006年から2008年。

 

随分、前のことですから

今のマスコミの状況とは大きく違います。

 

 

それでも、つい最近まで、

新型コロナウイルスが出るまでは、

新聞やテレビ報道を見ていて、

その手法が好きでは無くても、

一定の理解をしていました。

マスコミにもそれなりの状況があるからだろう、と。

 

テレビ局は安易になった

 

でも、最近は「これは危ういな」と、

思ってしまうことが多くなりました。

 

例えば、テレビ局が報道する内容の入手方法。

海外から「おもしろ動画」を購入し、

それを組み合わせて番組を制作することが増えました。

 

動物の変わった仕草。

事件事故の危機一髪。

SNSで流行っている海外もの。

 

これらを組み合わせた番組制作はとても楽です。

大した労力は要りません。

でも、視ていてつまらない。

 

記者やカメラマンはどこに


それから、事件事故現場の映像がほとんど、

「視聴者提供」あるいは「Twitterから」になっていて、

記者やカメラマンが現場に行かないことが、

当たり前になってきました。

 

 

確かに、記者やカメラマンが現場に駆け付けても、

近くにいた一般人ほど緊張感ある映像は

撮れないと思います。

 

でも…でもですよ。

記者やカメラマンが現場に行かなくなり、

視聴者から映像使用許可をもらい、

共同通信の原稿と合わせて放送するなら、

記者は記者でなくなり、

報道カメラマンはいなくなります。

 

そのうち、

その存在を「要らなくなる」とされる日が

来るのではと思ってしまうのです。

それでいいの?

 


元新聞記者、テレビ局デスク

新しい方法を探し、

社会の再構築を目指して

荒川岳志