公的機関の広報という職業選択<1>自治体 | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

今年のキーワードは「つながる」「つなぐ」。

そう何度も書いてきました。

 

つながるという言葉には

多くの意味が含まれています。

異業種の結びつきも「つながる」ひとつ。

次世代に教育する、または伝承もそうです。

こうしたネット発信で考えや知識を渡すことも

大きな意味では「つながる」ひとつです。

 

 

その「つなぎ役」として、

マスメディア、マスコミの意義があったと

私は思っていました。

今も思っています。

 

そこからさらに一歩踏み込んだ先。

その考えを共有したくてPCに向かいました。

 

一般的な広報は何かの利益のため

 

一般的に「広報」という仕事を指す場合、

企業や業界といった

一定方向の集団の行為を

広く世に知らしめることを想像されると思います。

 

私がかつてやってきた

パブリシティの指導やセミナーも

企業や自治体、あるいは業界の広報が

自ら属する団体のメリットのために

受講してきました。

 

 

すみません。

今日の記事は硬い表現が続きますが、

誤解のないように伝えたいので、

勘弁してくださいね。

 

プレスリリースや他の動きを通して

マスメディアから注目されるように、

ニュースとして取り上げてもらうための

パブリシティを教えてきましたが、

私は元々、新聞記者でしたので、

社会的な「つなぐ」役目をしたかったのです。

 

つなぐ仕事のオリジナルとして

新聞記者としてのニュース感覚を

企業や個人が理解できるように

パブリシティ指導のセミナー講師を務め、

誰にでも分かるように本を執筆しました。

 

自分の過去の経験の長所を

使っていこうと思ったのです。

それが新聞記者だったことへのけじめで、

私がやるべきオリジナルだと思いました。

 

その第一段階から抜け出して、

ひとつの企業や個人の思い、主張を

マスコミとつなげるパブリシティよりも

もっと大きな「つなぐ仕事」に

発展していくとどうなるのかを考えました。

 

「時代をつなぐ仕事」

「地域をつなぐ仕事」

それが合わさった「社会をつなぐ仕事」です。

 

全国の研究機関や教育機関の求人

 

そんな仕事がどこにあるのか。

注目したのがこのサイトです。

JREC-IN Portal

科学技術振興機構の情報発信。

 

全国の研究機関や教育機関が

出している求人情報を見ると

広報という職業そのままの求人のほか

新しい取り組みに向けた求人もあります。

 

その求人をじっとながめると、

時代の変化や求め、人の動きが見えます。

自治体も新しい考えの広報を求めています。

大学の新卒でいきなり広報をするのは

経験が無いため新発想が出ないでしょうから、

私は勧めません。

 

 

でも、30代以上であれば

一定の経験を積み上げて、

仕事を通した見方が身についている訳ですから、

自治体の広報という世界に飛び込むのは

とてもおもしろいでしょうね。

 

民間の発想が必要な自治体


自治体もそうした社会人を求めています。

新卒採用で自治体に入った人たちだけでは

新しく「何かと何かをつなぐ発想」は出ないでしょう。

自治体もそれを分かっています。

民間出身の人材が必要だと。

 

日本全国各地の自治体がある意味、

そのままでは生き残れない時代になっていて、

横並びではなく頭ひとつ、ふたつ抜けて

特長を出していく必要に迫られています。

 

「地域をつなぐ仕事」

私はとてもすばらしいと思います。

日本各地の地域で、つなぐ広報が活躍し、

さらにその広報同士が「つながる」ことで、

日本全体がおもしろくなる。

そんなことを考えています。

 

JREC-IN Portal。

社会の変化が見えますよ。

自治体広報の求人もあります。

 

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

新しい広報のカタチを目指して

荒川岳志