札幌の雪がほぼ解けました。
街をそよぐ空気は暖かくなり、
雪解けの水分を含んだおかげで、
やや湿り気を感じます。
北海道以南の方には当たり前の
雪のない季節の到来。
街行く人の表情に
暖かい季節への期待感を感じます。
あなたが仕事に関しての情報を発信する際、
どんなことに気を付けているでしょうか?
きょうはそんな話を、
私の仕事に絡めてお伝えしたいと思いました。
仕事を知ってもらいたいために
ブログ(アメブロ)を書いている人はどうか、
文章が持つベクトルを意識してください。
強く。強く意識してください。
私がブログを読む場合、
注目するのは「文章のベクトル」です。
相手(読み手)を目の前に置いているか。
相手(読み手)のプラス(得)になっているか。
新しい相手(読み手)にも伝えようとしているか。
一番目はよく言われることですね。
では、二番目はどうでしょうか?
相手(読者)のプラス(得)とは何ですか?
それは、相手の気持ちにならなければ。
登録してくれた相手が困っていることや、
分からないことに応えることで、
あなたの記事をまた読んでくれると思うのです。
アメブロの記事で時々、
ある「指南」を見掛けます。
・とにかく毎日書きましょう
・内容はどんなものでも良いです
・書けない時はこんな工夫を
これは相手(読者)の立場のベクトルでしょうか?
私がそうした表現に感じるのは「自分に向けたベクトル」です。
自分(書き手)のプラス(得)になるための動き。
内向したベクトルのブログ。
読まされる側のことを考えないやり方。
私が推し進めているパブリシティは、
記者に「取材価値がある」と思ってもらうため、
記者の心理や状況を考え、
記者が受け取りやすいように発信します。
ブログとパブリシティは違いますが、
相手から注目されるかどうかでは、
共通する部分は多いのです。
回りまわって…という言葉があります。
心の師・鍵山秀三郎氏の言葉なら
「盥(たらい)の水」で例えた話。
盥の水を世の中に見立て、
中の水を人の心や行動だとしたら、
多くの人が「こっちへ、こっちへ」向けるように
水を手前に集めようとするけれど、
その水は逆に「向こうへ、向こうへ」逃げていく話。
逆に向こう側に向けて水を送ると、
その水は手前に戻って来るという話です。
あなたのブログがもし、
相手のためだとしたら、
飲食や観光だけの内容は書かないはず。
また、内輪受けするだけの内容は
初めて訪れた人が「入りにくい場所」になります。
自分(の仕事)の目線を加え、
相手(読者)の「得になる情報に変換」して、
発信することが「ブログの第一歩」だと、
私は思っています。
私がブログを書き始めたのが2012年。
最初は「あれを見た。驚いた」のような
自分目線の内容でした。
新聞記者の癖が抜けなかったのでしょう。
新聞は相互交流のメディアではありません。
一方通行に近いメディアですから。
自分の経験や知識という
フィルターを通して「相手が少しでも得する」ように
考え方を変えていきました。
相手(読者)の時間をできるだけ奪わないように。
読んでもらった時になにかひとつ、
持ち帰ってもらうように。
元新聞記者、元テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
オリジナルのパブリシティ講座
道のりを動画で紹介しています。