本日は従業員のタケと2人、
現場は関東某所の古い幼稚園。
地元の建設会社が入札し、
去年の11月から正式に業務として始めたこの高所ロープ作業によ
がしかし、今回はこれまでの外壁打診とは少々異なる。
と言うのも、今年の4月に私とタケは日本に比べ技術体系が「
言うなれば「IRATA技術者として行う最初のロープ作業」
「1本のロープに己の命を託す」という、
しかし日本では会社単位で実施可能な「特別教育」という、
常識的に考えても「あまりにも」
一方、
そしてそのライセンスをIRATA(アイラタ)、
日本でもごく僅かではあるが、
レベル1はあくまでも「ロープ高所作業の基本技術者」
たった1日の特別教育で全てが完了する日本とは質、
そうした中で迎えた本日のロープ作業による外壁打診。
大袈裟ではなく、IRATA技術者としての「誇り」
今回の物件、最も高い所で5階まであるが、
それよりも「屋上に支持物があるか?」が重要であるが、
というワケで、いよいよあの「パラペットクランプ」
丸環などの支持物が無い屋上から降下する際にはパラペット(
とは言え、やはり元々屋上にある支持物(鉄骨など)に比べ、
十分パラペットの強度などを確認しつつ、クランプを設置。
そしてその後は迷わず一気に外壁側に身を乗り出す。
5階の外壁ともなると景色もそれなりに素晴らしい
すると1秒後にはシッカリとクランプが私の身体を支えてくれた。
一旦こうして宙吊り状態になってしまえば特に恐怖感なども無くな
途中、左右に身体を振りながら打診していたが、しかしさすがは「
また一度降下した後はロープが接続された状態でそのまま少し横に
やる前は少しばかり不安もあったが、
朝の不安はどこへやら。
もうこのパラペットクランプ、手放せません!!
そして後半はこのロープ作業を始めた当初の目標の一つでもあった
前回の降下時は私の指揮監督下でなければ降下が覚束なかったタケも、
以前の覚束なさは何処へやら。IRATAの取得は彼を急成長させた。
大した高さではないが目標であった「2人同時降下」も本日実現
今度は10階レベルの高さからの2人同時降下を実現したい
現在アルバイトの22歳の「リク」も来年から社員となる予定で、
まだ開始から1年も経たない我々の高所ロープ作業ではあるが、
また今回の降下を皮切りに、年末までロープ外壁打診作業がコンスタントに入っており、業務の一環としての定着をこの機に図りたい。
日本全国に消防設備士は数いれど、
私は以前こう言った。
「唯一無二の消防設備士を目指す」と。
それは今、確かなものとなりつつある。
我が平成め組、そこら辺にいる「街の防災屋さん」如きで終わる気は毛頭ない。