「腐れ縁に変わる前に」 | 消防設備士かく語りき

消防設備士かく語りき

川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

また一社、関係を絶つことにした。

 

まだ付き合いが始まって1年と経たない相手であるが、向こうから打診してきた応援依頼であるにも関わらず、僅かな期間でキャンセルを繰り返された。

しかし「お詫びメール1本で全てが許される」と考えている節があり、私の経験上、こうした業者は付き合っていても良い事がないので関係を絶つことを決めた。

 

と言ってもこれまでの取引金額などたかが知れたもので、関係を絶ったところで恐らくお互いが痛くも痒くも無い。

それゆえ「関係を絶つなら早い方が良い」と思い、絶つことにした。

 

 

「他社(一人親方含む)に仕事を依頼する」

その意味について、どうにもよく理解出来ていない業界人が多い。

 

言わせて頂くが、それが「現場請け」であれ、あるいは単なる「現場応援」であれ、それを「依頼された側」にしてみればその時点で日程の調整なり、また一人親方などの個人事業主であれば「その日は仕事が入りました」と言って、以後は他社から来る依頼を断らなければならない。

つまり「依頼されたと同時に」皆何かしら動いている。

 

だがその後「その日はやっぱり無くなりました」と言われれば、端的に「動いた時間が無駄になった」ということである。

 

最近は私もほぼ毎日の様に外注の方を手配するが、とは言えやはり、私の場合も予定していた現場自体が何らの理由で無くなり、出した依頼のキャンセルを先方に申し出るしかない場合は多々ある

 

だがその分はどこかで必ず「埋め合わせ」をするし、また2~3度続いてしまえば「キャンセル料」としてそのまま1人工分を支払うこともある。

 

しかし前述のその人物、そうした対応が全く無いので、となるとこちらとしても付き合うだけ時間を無駄にしかねない。

先方の人間性がどうのではなく、「他社に依頼をする覚悟」がいささか足りていない様なので、だとするとやはり信頼関係など築けようもない。

 

思えば安易なキャンセルの繰り返しで関係を絶ったのは独立以後では2人目。

かれこれ5年程前、やはり度重なるキャンセルを繰り返し、そのことを問うと「2週間以上前のキャンセルなんて別に悪いとも思わない」などと、のうのうと舐めたことを言ってのけた「ミツハシ」なるどこぞの間抜けな建築設備士以来である。

 

私は我ながら判断が早い。

「コイツはダメだ」と最初に感じた時点で、もう関係を絶つ。

そこに「改善の見込み」の可能性を考える余地など決してもうけない。

それよりも「覚悟のある別の人物」との関係強化を図った方が遥かに意義があるからだ。

 

「どうするべきか」と悩むその時間が惜しいから、ダメと思った相手は悩むことなく関係を絶つ。

その決断の早さがあったからこそ、紆余曲折在りながらもここまでやって来れたという思いもある。

 

私からの関係解消、そして絶縁ほど「私自身にとって」前向きなものはない。

「折角の縁だから」などといつまでも生ぬるい対応をしていると、そんなもの、瞬く間に「腐れ縁」に変わるだけだ。

 

決断が早い人間は仮に「間違った判断」をしても、しかし動きの早さで失うものを最小限に留めるか、あるいは失わずに済む。

「慎重」の二文字は判断力と決断力に乏しい者たちが使う言い訳に過ぎない

 

人生で最も大切なもの、それはスピードである。

 

 

 

 

男女点検スタッフ募集!!