「初心忘るべからず」
現場応援もまた大切な業務の一つ…
そう己に言い聞かせつつ、日々業務に当たっている私。
ほんの数年前まではまだ一人親方の状態で、
とは言え、独立直後はそうした応援業務すらもなく、
実は独立前まで趣味で葉巻やパイプ煙草なども嗜んでいたのだが、
仕事の無い不安から眠ることさえままならなかった当時。
それを思えば現在の様に請け現場もこなしつつ、
請け現場をこなすのに比べ、応援はあくまでも「
一人親方の頃は自分の生活費だけ稼げればそれで良かったので何ら
がしかし、現在のように社員を抱えてしまうと正直、
ハッキリ言ってしまうと「何もしないよりはマシ」というだけで、
うちは私を含め社員は僅か3名の小規模な組織であるが、
応援業務で頂ける金額では到底利益の捻出までは難しい。
そうした現実を鑑みると、かつては「嬉しい」
もっと自分たちが主体的に行う「請け現場」を増やし、
それ故、何だか近頃の私は他社の現場応援に「やる気」
ただ誤解されたくないのは仕事自体は卒なくこなしており
これはあくまでも自身の気持ちの奥底の問題、ということである。
だが最近、ここに一つの葛藤が生まれてきた。
確かに他社の応援業務とは「やらないよりかマシ」
実際、
なのでうち程度の若い法人であればまだまだ応援業務が多いのはあ
「応援業務の依頼を頂けるのは有り難い事」
それは頭の中で理解しつつも、
「初心を忘れ、少々驕り高ぶってしまったのか」
「このままでいい」と思ってしまえば人はそれ以上成長できない。
それと同じで、より組織として成長を目指すのであればより高いレベルでの仕事をしてゆく必要がある。
そしてそれこそがより高い技術と、
そこを意識するあまり、最近は応援業務に注力出来ずにいるのだろう。
だがそうした応援業務が更なる大きな仕事に繋がることもまた事実
「応援などしたくない」、「
そうした相容れない感情が己の中でぶつかり合いながら、ただ
応援業務に「注力は出来ない」が、
どちらの感情が正解なのか、あるいはどちらも正しいのか。
自身が納得出来る答えを見出すにはまだ時間がかかりそうである。
自分も、そしてこの平成め組も、もっと早く、そして
未だ腰を下ろす暇はないのだ。