今からもう20年以上前のドラマになっていた。
宮藤官九郎の脚本に堤幸彦の演出。そりゃ面白いよねえ。
今見ると妻夫木聡の演技があまり上手じゃなくてびっくり。
進化の途中だったのだろう。この後、研鑽を積まれたのだろう。
長瀬智也は既に仕上がっていて、佐藤隆太も完成されている。
長瀬智也は長瀬智也だし、佐藤隆太は佐藤隆太。
窪塚洋介はキングだし、坂口憲二はドーベルマン。
窪塚洋介は完全にキングという人物そのもの。
ひとたび登場すればその場の空気は彼一人のもの。
IWGPと言ったらキング。主人公を差し置いてキング。
渡辺謙はさすがの一言。卓越した演技力。
シリアスな場面での迫力ある演技と
コメディタッチな場面で見せるお茶目さ。
そのギャップで魅せる横山という人物とその本性。
バレエの人はバレエの人だから仕方ない、と頑張って思う。
加藤あいは…、ヒカルという人物があの通りなのである
と言われればそうかも知れないんだけど、それでもちょっと。
時の流れを遡って撮り直すことが出来るなら
バレエとヒカルは別の人でお願いしたい。