

特別レッスンのエチュード台本が難しい、という声をいただいております。
一般常識的な作品だと思いましたが、最近の若い方はキャラクターは知っていても内容まで知らない方が多かったので、この機会に原作を読んだり、映画をみて台本理解を深めてください。
今回の作品は、原作を読んだり、映画やアニメをみたことがある方は、セリフや内容に聞き覚えや見覚えがあり、絵本の世界に迷い込んだことに気づけたはずです。
見ていない方は、こどもの絵本以外をぜひ読んでください。どこの部分が原作からの引用かわかると、何をいわんとしているのかわかると思います。ここがポイントです。
あとはざっとヒントを。
①頭は乾杯のシーン。誰とその言葉を発しているのか、誰に言っているのかが大切。既に皆酔っ払っているのか、ノリだけの方もいるのかも。絵本ならではの現実離れしたこのエネルギーは、最後まで保ってください。少しオーバーでアメリカン(洋画風)な感じで演じるとやりやすいと思います。
②ねずみは、原作のねずみとは違います。見たくないものに目をつぶらず現実をみています。どういう役割をしているでしょうか。今回このお話のキーマンです。
③マリスは「不思議の国のアリス」のストーリーを知っています。だから、どうすればこの話を終わらせられるかがわかっているのです。
④なぜ、自分を信用しなかったのに、やさしい言葉(お菓子をあげる)をかけたのでしょうか?これは優しい言葉なのでしょうか?手でお菓子を渡していますか?他の人に指示した?マリスに取らせた?誰かが変わって差し出した?これは演劇によくある使われ方なので今回引用いたしました。
というように、セリフはもちろん、一つ一つの”間”に対して、すべてに疑問を持って台本を読み解いてください。文字依存もそうですが、書いてあることを鵜呑みにしないこと。これが最初の台本読解・役作りのやり方です。
古典作品(物語)は難しいです。セリフが繋がっていないことが多く、今までの登場人物のキャラクターや状況などからそれぞれの感情を推測させることがほとんどだと思います。
星の王子様やミヒャエル・エンデの作品(ネバーエンディングストーリー・モモ)、森は生きている、も、この類で、役者の技量や新解釈的演出ができるので、舞台化や映画化がよく行われます。
ただ自分のセリフと全体の流れを覚えていくだけ
では、お遊戯会から脱出できませんよ!
さて今回は
「小道具あり」で行います。
自分の役に必要そうな小道具・衣装をお持ちください。
帽子、メガネ、蝶ネクタイ、ベスト、耳、
役のイメージ色の服、でもいいですね。
椅子は用意しますが、テーブルやティーパーティの食べ物などはパントマイムで表現していただきます。
浴衣の時と同じように、実際に自分で考えて用意したものを身につけると、だいぶ意識が違うと思いますよ。
今年は、声を飛ばすことを学びました。声に方向性があることも学びました。「落とさない」エネルギーの維持共有を学びました。間を遊ぶことも学びました。相手を使って関係性のなかで自分のキャラクターを出すことを学びました。
さあ、どう活かせるでしょうか!
テンション高く、どんなわくわくしたお話になるのか、楽しみにしています!
ヴィランズと迷って、こちらのタロットを購入していました。予約したのは1カ月ちょっと前なので、まだこの台本を書くなど微塵もなかったのですが、これはきっと引き寄せでしょうか⁉︎

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