

今日は、ジャズやポピュラーミュージシャン(ボーカル)向けの、リードシートの書き方、を記したいと思います。
ジャズの生徒さんは、自身のKEYで楽譜が書けるように練習していますね。
ジャズはセッションに出てナンボ。すべて即興なので、セッションがすべて。
いつも同じメンバーで、ほぼ同じメロディを、ほぼ同じ奏法で演奏していたら、それはポップスですね。ジャズではありません。
常に緊張が生じる、ほぼ何も決まっていない、のがジャズです。
私も、プロ演奏者と演奏する場合でも、皆さんの出すグルーヴに苦戦しながらSWING(絡む)することを楽しんでいます!!
毎回決まっていないグルーヴや音にノる。これこそが”ジャズ”なのだと思います!
ということで、ジャズボーカルさんがジャズセッションに参加しても困らないようレッスンしております。
習っていても、歌いたい曲の楽譜をセッションに持っていくことを教えてもらえていなかったり、自分のKEYすらわからない方もいらっしゃいます。。。(先生自身が楽譜が書けなかったり読めない方が多すぎる!)
ボーカルも、いちジャズミュージシャンですので、どんなリズムで、どんなテンポで、イントロはどうしたいのか、エンディングはどうしたいのか、自分が持ち込む楽譜の進行は説明できる、ようにしておきましょう❗️
女性は特にジャズの黒本のままでは歌えませんので、移調(自分の歌いやすいKEYにする)は必須です。移調の仕方はレッスンで行いますよ♪書いてきていただいた楽譜は、レッスンでチェックしています。
五線の白紙は、生徒さんには無料でお配りしています。コピーして使って下さいね。上下左右、間の幅等、すべて私が設定し印刷しています。これは11段です。12段もあります。
①道具を揃える
30cmの線引き(小節線用)、ボールペン(小節線用)、短い線引き(符幹・ぼう用)、シャープペン(符幹ぼう・符尾はた用)、3B鉛筆(符頭たま用)、修正ペン、消しゴム。
②ラフを描く
メモ帳に、全部で何小節あるのか、何段必要で、1段に何小節入れるのかラフを描きます。私は清書する五線の左側にメモしています(2枚目の写真)。
③下書き
ラフをもとに、小節線をすべて引いていきます。以下の写真は1段目のみ書いていますが、メモをみながら1段に何小節必要かを左側に書き、最初にボールペンで小節線を書いていきます。複縦線や繰り返しもこのタイミングで書いておくといいでしょう。
次は、縦ラインを揃えるために、1小節に四分音符が4つ入るように、一番上に●を打ちます(2枚目の写真)。数段ごとにこれを打つと、縦ラインが綺麗に揃い、見やすくなります。
④メロディーを書く
音符の玉の部分を鉛筆で書いていきます。移調する場合は、基準としている楽譜に移調後の音名(ドレミ)を書き、それをこちらに清書すると間違いありません。
玉が書けたら、ぼう、はた、をシャープペンで書きます。ぼうは短い線引きで真っ直ぐ書きましょう。ぼうの長さはだいたいオクターブです。本物の楽譜をみて参考にしましょう。
すべて書けたら、メロディの音をチェックします。そして、タイやスラー、休符、繰り返し記号、コーダは見落としていないか確認しましょう。
この時点で、1段間違えていた等あれば、書き直しましょう (^_^;
⑤コードを書く
メロディーがすべて書けていたら、次はコードを書きます。これも、4/4拍子であれば、1小節に4箇所書く可能性があるので、縦ラインを揃えた時に使った●の位置と、参考にしている楽譜との位置を見ながらコードを書きましょう。必ずしも音符の上にコードがあるとは限りません!特にポピュラーでは、くって入る曲や3連的なものなど微妙な位置のものがあります。これを4分割で均等に書かないようにしましょう。
また、ジャズの場合は、1コーラスを繰り返すので、繰り返し記号にカラーマーカーをすると間違いがないと思います。コーダやイントロもわかるようにしておきましょう❗️
ボーカルにキメはあまりないと思いますが、エンディングなどでキメがある場合は、それも記載して下さい。
また、どこかに自分の名前を書いておいてくださいね。日付も自分の備忘録用におすすめです。KEYを変えたり、コードアプローチを徐々に変えたくなると思うので、長い目で見ると日付は必要かもしれません。
最後に、曲目を濃いめの鉛筆で書きます。マジックでもOK。作曲者、作詞者も右上に小さく書いておくといいかもしれません。
KEY設定ですが、セッションの場合は演奏しやすいKEYにしますので、レッスンを受けている先生に相談するとよいでしょう。(ちゃんと音楽の知識のある先生に尋ねてね。)
自分が見やすいのはもちろんですが、誰が見ても、間違いなく演奏していただけるような楽譜を目指しましょう!最初は時間をかけて、一気に、丁寧に書こうね。
※レッスンで教えているのは、ジャズやポピュラーで使うリードシートの書き方です。クラシックとは少し違うのでご注意を!私は学生時代にオケ譜を書くお仕事をしておりました。
さて、お知らせです❗️
ベーシストの生徒さん主催の、ジャズセッションがあります❗️
■1月21日(土)
■16時 START
■Freakeyshow
静岡市葵区両替町2丁目4−9 五階
■1,500円+1d
■ボーカルさんは自分のKEYの楽譜を3部お持ち下さい。
他の先生にもジャズを習っているから行きにくい・・・と言う単発レッスン生もいらっしゃいますが (^_^; ジャズを習うということは、セッションに出る前提というのはわかっていると思うので、気にせず参加してくださいね♪
セッションは試す場❗️
静岡を代表するピアニスト皆川さん、ベーシスト吉田さん、とお待ちしています❗️
楽しみましょう♪
演奏はできない・・・
私は聴く専門♪
という方は、夜の部もありますよ❗️
DJジャズナイトもどうぞお楽しみに♪
ご予約は必要ありません。
お店にぜひふらっといらしてね。
今年は様々なセッションが戻ってくると信じています。
生徒のみなさんも参加できる機会が増えるといいですね!
たくさん試して、スキルアップしましょう♪
⚠️お教室への入会について、お電話でのお問い合わせ・お申し込みは一切受け付けておりません。

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