どんな習い事でもそうですが、
お教室選びは何にポイントをおいて選んでいますか?
いい先生につくことってどういうこと?
今日は、音楽教室の選び方について、書きたいと思います。
・東大を受験するのに、うちにきた家庭教師は3流大卒だった。
・ヒップホップを習いにいったら、モダンバレエ専門の先生で、違うと思いながらも半年通った。
・ポップスやミュージカルを習えると聞いたのに、オペラみたいな歌い方しか教えてもらえなかった。
・和食のお料理教室に行ったら、お菓子専門の先生だった。
・ボイストレーニングを受けにきたら、素人の先生だった。
・英会話教室にいったら、外国人の先生のクラスは上級のみで、日本の先生だった。
3つ目については、「ポップス・ミュージカル教えます」というお教室で、音大声楽家卒の方を採用する件が増えているということがあげられます。私のところに教室移動される方の8割はこのようなことを言っています。音大声楽科を受けたい、オペラに出たいという方はいいと思いますが、そもそもポップスやミュージカルのお教室ではなくなると思います。詐欺のかほりがしますね。。。
5つ目については、恐ろしいことです。自己流で勉強している、先生について習っているから大丈夫等、生徒さん自身の喉をつぶしかねませんのでぜったいにオススメしません。以下に先生をよく知るという記事を書きますので、ご覧ください。
等々、ちょっと詐欺に近いんじゃないの?というようなものが世の中にはあふれていると思いますね。(上記は私が実際に聞いた身近な話をあげてあります(滝汗。)
グループレッスンでお安くやれたらいいの、というようなカルチャーセンター等では先生を選べませんが、目的をもって、レッスンをしたいと思っている方は先生を選ぶ必要があります。
では、何をどうしたらいいのか?
参考になる探し方(選び方)のポイントを書いてみたいと思います。
1、自分の目標をしっかりと持つ。
音大へ行きたいのか、オーディションを受けたいのか、趣味としてある程度の技術をつけながら続けたいのか、楽器・歌のプロとしてやっていきたいのか、インストラクターになりたいのか、等、自分の目標をみすえる必要があります。
みんなで楽しく演奏がしたい、が目標なら、市民演奏団や、市民(公民館)合唱団、カルチャーセンター等を選ばれるといいと思います。
2、どうしたら続けられるかを、曜日、距離で考える。
自分の学校、仕事、住んでいる場所等から、帰りに寄るのか、朝寄っていくのか、一旦帰ってから寄るのか、休みの日に行くのか、をまず考えます。最近の個人レッスンは、毎週○曜日の何時、という感じで固定日レッスンのお教室は少ないと思いますので、そのあたりの自由度は高いと思います。
どんなに良い先生、有名な先生でも、あまり遠いところは、初心者・中級者にはオススメできません。それよりも、自分にあった先生のところへたくさん通ってみてもらったほうが良いと思います。
3、上記で出した適した場所でのお教室を探す。
曜日、距離(駐車場がある、途中下車できる等)が決まったら、早速その範囲にあるお教室を探します。最近はインターネットやフリーペーパーで探される方が多いと思います。フリーペーパーでみつけたものをインターネットで詳細チェックし、まずは直感でいくつかピックアップしてみましょう。
4、先生をよく知る。
3でピックアップしたお教室を、もっと詳しく調べます。ここが最も重要になります。1で決めた自分の目標にみあう先生か、ホームページはもちろん、先生の書かれているブログもチェックするといいと思います。司会者の行うボイストレーニング、役者の行うボイストレーニングでは、表現力に大きな差が出ます。音大の声楽科を受けるのなら、いきたい大学を卒業されている先生につくとよいでしょう。オーディションを目指すのなら、その道を通ってきた先生をみつければ間違いないです。また、ステージに立ちたい方は、実際オーディションを受けて商業演劇に立っている方、ボーカルなら、営業演奏等で仕事をされている方にあたれば大丈夫です。間違っても、趣味で長年やってきた方を選ぶことの無いようにしましょう。地元の地方劇団で長年・・・とか、地元のライブハウスで何十年と定期演奏してきた・・・等、はおすすめできません。
また、生徒さんをかなりの率で登場させているブログは宣伝ですから、スルーしましょう。肖像権を知らずにUPしている先生はいろんな意味で要注意です。(写真を撮影している時間、UPしている時間があったらもっとレッスンしてあげたいと思うのは私だけ?)それよりも、先生の普段の様子、レッスンの準備等の記事が書かれていたり、ああ、このヒトの前なら大丈夫という確信をもてたら、お教室候補としてピックアップしておきます。
5、体験レッスンに行ってみる。
4でピックアップしたお教室に、体験レッスンがあるか調べます。あったら早速申し込みましょう。そして、質問をたくさん考えておくと良いですね。そこで自分の目標に添えるか確認します。体験レッスンがない場合は、お友達に聞いてみたり、実際に連絡をとってみてもよいかと思います。(もしかしたら、体験レッスンをやってくれるかもしれません。)
6、性格のあいそうな先生を選んで、とりあえず半年通う。
この先生ならいいな、と思ったら、早速通ってみます。一月に2回として、最低半年通ってみましょう。3ヶ月だと6回程度、それでは技術的な進歩はみられないので、半年ですね。ただし、ああ、やっぱりこの先生無理、と思ったら、やめましょう。生理的にというのもあるかもしれません。歌や声を出すには、リラックスできないと良い声はうまれませんからね。
さあ、どうでしょうか?
こんなこと書いてる相澤先生って、厳しいんじゃないの?
なあんて思われてるかもしれませんが笑
ほら、うちに来て!という記事じゃない時点で小心者なんですよw
私の使命は、生徒さんの目標を達成させること。
ですから、徹底的にやりますよ!
人生かけてる方(お金もかかる)も多いですから!
9割以上が本命一発合格するんですが、
みんな上京してしまうのが最近さみしくてしょうがないです(苦笑)
というわけで、参考にしてみてくださいね!