A.I. | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね

AI
《あらすじ》
近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子供のロボットに、実験的に愛をプログラムする試みが初めて行われた。少年は夫婦の愛情に包まれ生活を送るのだったが……。

《私的にコメント》
人口知能搭載のアンドロイド、彼らには彼らの役割がある。その役割を果たすために、自己で学んでいく。それは接する人との関わりを密に、そして、スムーズにするために行われているものだ。最近巷に出回り始めたペッパー君もそれに近いものがある。それよりも人間的に動くというだけだ。
ディビットは、そんなAI機能の進化型としての実験を試みられたアンドロイド。受け入れられた先の夫婦との間で大切に育てられていくはずだったが…運命とは、簡単にも希望を裏切るためにあるのかもしれない。子供代わりに、その役割は、奇しくも子供に起きた奇跡で失われていく。
本当の子供と機械、そういうふうに割り切る方が割り切りやすいのだろうか。自分の子供に向かっていく愛情に対してディビットは…
デイビッドは、再び母に愛されることを目的に友達の玩具型ロボットのテディ、森で出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーとともに旅をする。途中でロボットを破壊して楽しむショーの見世物にされかけるなど様々なトラブルに遭いながらも、デイビッドはただひたすらにモニカの愛を求めて旅を続け、最後は海に落ちてしまう。それでも彼は意識を失うその瞬間まで「僕を愛して」と望み続ける。
それから2000年が経ち、地球は厚い氷に覆われ、人類は絶滅していた。海底で機能停止していたデイビッドは、より進化したロボットたちに回収され、再起動されることで蘇る
デイビッドは彼らに歓迎され、願いを1つ叶えてもらえることになり、モニカと過ごす日々を望んだ。技術が発達しているその世界ではクローン技術も進歩していたが、再生されたクローンは長く生きられないため、たった1日しか一緒にいられないことを告げられる。それでも希望を捨てないデイビッドの願いを尊重したロボットたちは彼の願いに応え、デイビッドは母の愛にあふれた暖かな1日を過ごし、最後は人間と同じように眠るのだった。
彼の求めた愛とはなんだったのだろうか…
どこかで芸能人が、「恋とは人を想い好きなる仕事、愛とは嫌な部分を好きになる仕事」と言っていたが、そうであるなら、ディビットに向けられた仕打ちとは何だったんだろうか。ただ、愛されたかったそれだけなのに、彼の世界は、周りによって歪められ壊されていくことになった。

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*ちなみに大きく成長した子役は今の現役の俳優さんです。