ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――
《私的にコメント》
本を読むのはそれほど早くありませんが2時間ほどで読めます。仕事が堂と言うよりも、自分の中にあるあるモノを手放す事が大事だと伝えてくれています。
労基や社保が色々と踏ん張り始めているので、ブラック企業も多少は減ってきているのでしょうけど、それでも、自身がおかれている環境に疑問を持ちたくなることもありますね。そんなとき、本当にみないといけないものは…
少し心が疲れているとしたらお勧めできます。自分も、そして自分の周りにも、思う優しさに^^