あゆみ 4 | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね

大人は勝手だ。弥生は、俺の何に期待して親に選んだんだろう。そこには結果しか無い事を忘れたままに健太は、思考をめぐらせた。大切なのはなんだろう。

信頼。愛情……それから……。

健太は、見付からない答えを求めて思考をめぐらせた。

「ねぇ、健太…」

「?」

「どうして…答え?が必要なの?」

「えっ?」

「見えるものだけを信じるのはやめなさい…」

「……えっ?」

「感じるものだけを信じるのもやめなさい…」

「……」

「見て、感じて、そして、見つけるの」

「………」

「いま、答えを出す必要は必ずしも無いから…」

「ん…」

3歳児に慰められるようにかけられた言葉に健太は苦笑しながら、「そうだね」と笑みで答えた。

「あのね…」

「?」

「必ずしも…って何?」

「……絶対ではない事…」

「絶対?」

「…決まりごと?を守らなくても…」

「いいの?」

「善いこと無いよな……ん~、とりあえず、ご飯にしよう」

「パンだけど…」

「……朝食にしよう…」

「うん…」

健太は、麻奈の返事を待って、少しこげたトーストを口に運んだ。



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