息子みっちゃんは重度知的障害を伴う自閉症です。


これからお話しする事は私個人の考えであります。


数ある中の一つとして読んで頂けると幸いです。




自閉症の育児で何が大変かというと


怒らないという事です。


みっちゃんには3つ年下の妹がいます。


妹こっちゃんは通常発達です(検査済み)



こっちゃんが、間違った事をしてしまった時は


それが何でいけないのか


それをするとこうなる


という事を説明して伝える事ができます。



しかし兄みっちゃんの場合


本人にしたら悪気のない事が、ほとんどなのです。



私たち一般からしたら


日本という国だったり、育った環境であったり


それなりの周りの影響での文化というものがあります。



みっちゃんの場合は周りの文化に影響される事が少ないのではないかと思います。


自分の中でのルールや決まり事があり


それらを一つ変えるのには


私たちが無意識に身についている文化を


一つ変える事と同じくらい大変なものだと思うのです。


文化にしても軽いものから、根本的に身に染みついているもの。


程度はそれぞれです。


一度決まった自分の中のルールを変えるのは


一般の人よりも時間がかかります。



はたから見て、おかしな行動であったり


いけないよ!と思う事でも


それらを全て注意して止めるとなれば


一日中、注意され続ける事であり


一日中、自分のする事を否定される事になります。



だから最低限の事をできていたら


それは本人にとって、とても頑張っている事なのだと思います。


歯磨きだったり、手洗い、服を着るなど


最低限の生活を身につけてから


それから一つずつ、出来そうな事や


得意な事、好きな事から身につけていくのが理想的なのだと思います。



しかし理想通りにいかないのが育児ですよね。


注意して、やめれる事ならば苦労はしません。



その行動の一つには本人にしかわからない


自分なりのルールがあるからです。



でもお店や、沢山の人が居る場所では


気をつけなくてはならない事が沢山あります。


思い通りにいかず、イライラしてしまう事もあります。



そこで怒らずに我慢できる事


怒ってしまう事、色々あります。


しかしいつも怒った後には


どーーんとのしかかる罪悪感に襲われます。


悪気がないのは、わかるけど注意しなければならない場面は沢山あります。



周りの人に気をつかい


怒りたくないけど怒らなければならない状況もあります。



そして、みっちゃんは記憶力が良いです。


怒られた事をずっと覚えています。


怒った本人が忘れた事でも


みっちゃんは覚えています。



怒り過ぎた時は謝ります。


怒り過ぎてごめんね。


ママ怖かったよね。ごめんね。


怒ってしまった事に心が痛みます。



私の場合


怒ることは、とても簡単です。


怒らないことが難しいのです。


でも怒った後の罪悪感は半端なものではありません。



怒りたくて怒ってるわけではないし


自分の身を削る様な痛みが心に残ります。




自閉症の子の子育ては


私が想像していた子育ての常識を遥かに超えるものでありました。


今でも全てをわかってあげられるわけではないけど


これからも、ずっと一番の味方でありたいと思っています。





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