422日目ーさようなら私のグルーマー人生 | アニマル旅 in CANADA 2019-2020

アニマル旅 in CANADA 2019-2020

北国の動物が大好きな30歳女による
たくさんのかわいこちゃんたちに出会う旅
旅の舞台はカナダ!
ワーホリで過ごす1度限りの1年間を
記録していきます。

ついについに・・・最終出勤日爆  笑!!

ワーホリを始めて2週間で手に入れた、カナディアンロッキーのど真ん中で大好きなグルーミングが出来るという最高の環境…

 

これまでに愚痴ることが山ほどあったけど、辞めたいと思うことは一度もなく

本当に幸せな1年2か月だった。

 

もうこれで最後だね、って言うとI miss you!と言ってくれる常連さんたち。

私だってめちゃくちゃ寂しいんだよ!!!

 

いつもおりこうさんのロブソン

頻繁に来るのにいつも毛玉だらけだったシャドウ

初めは暴れん坊だったのに徐々に慣れてきてくれたタイソン

12歳とは思えないジャンプ力にびっくりさせられたポッピーとセリーナ

めちゃくちゃ噛む子だったのに私には心許してくれたハーバードとアーノルド

うちのお店でいちばんのかわいこちゃんのエマ

優しい子で嫌だよって伝えるのも苦手だったネッサ

生後3か月の時から毎月来てくれたコビー

ブラッシング嫌いなのに頑張って耐えてくれたオーディン

ヘンテコオーダーのためにいつも長時間のグルーミングごめんね、ホーマー

恥ずかしがり屋でシャイでお人形みたいにいつも固まってたテディ

最初ちょっと足を触られただけで全力で噛んできたのに、今はもう何をされても平気になったコール

毛玉になりやすくてとにかくブラッシングが大変だったミスティ

いつも全力笑顔で、人間大好きのフィンとマフィ

私が老犬大好きになる、きっかけになった優しいジャビィ

色んなサロンに行った末に、私を気に入ってリピートしてくれたソフィ

来店してすぐケージに入りたがったテックス

子犬なのに驚くほど落ち着いていたローラ

気の優しいルナと怒りんぼのサミーマックのへんてこ兄弟

あざといほどの可愛さに、窓の外でみんながくぎ付けになったロボ

オージーシェパード、いつか飼いたいな…て思わせてくれたギャス

日本人ご家族の愛情いっぱいに育てられている元保護犬のキキとジジ

なんでも噛みちぎってしまうチュウイー

いつもアドレナリン全力放出のスティーブン

初めてのグルーミングからずっと来てくれてたスカウト

シャワー大嫌いで私まで全身ずぶ濡れになるほどジャンプしてくれたクレオ

2か月間、キレイなスタイルが維持できたよっていつも喜んでくれたスカイ

ヒッコリーが大好きなのよ、といつも用も無いのに顔を出してくれたチャンドラー

 

 

 

書ききれないほどたくさんのワンちゃんと飼い主さんに出会い、みんなのハッピーな笑顔が見られて本当に嬉しかった。

学校で習わなかった珍しい犬種のカットを依頼されて、混乱しながらもなんとか仕上げたり

どうしようもない噛み犬を扱わないといけなくて泣きそうになったり

同僚が突然辞めてその穴埋めをしなくちゃいけなくてめちゃくちゃ大忙しになったり

辛いなぁと思うこともたくさんあったけれど、乗り越えたことで少し一人前のグルーマーに近づけた気がする。

 

 

日本に帰ったらもうこの仕事をするつもりはないショボーン

だから私のグルーマーとしてのキャリアはこれにて終了となるけれど

出来れば保護犬の預かりやトリミングをするボランティアをしたいなと思っている。

関西圏で、信頼できる保護団体を見つけられたらいいな…

 

 

 

最終日は半日で仕事を終えて(残りは後任グルーマーに任せて)

この1年使ったクリッパーやハサミに感謝を込めて最後のお手入れ。

ああ、もう終わりなんだなぁと実感が湧いてきた。

 

 

私の荷物があまりにも多いので、店長が家まで車で送ってあげると言ってくれた。

車の中では、

あなたに残ってほしかったけど、家族が恋しいなら仕方ないわね

と言われた。

 

本当はそうじゃない。

ワークビザをきちんと申請してくれたら私は残るつもりでいたのに、申請料が高いとか、やっても却下されるに決まってる、って言って申請しないと決めたのは店長の方だ。

それでも却下前提のワーホリ延長申請だけで、いつ「今すぐ帰れ」と言われても仕方ない状況で働き続けたのはこのお店に恩義があったのと、コロナ不況でグルーミングが売り上げの大半を占めていたのに私がいなくなるわけにいかなかったから。

このままズルズルダラダラと働いて、そのうち違法労働しなきゃいけない状況になるのは嫌だったから「家族が恋しい」と言って、大好きなこの職場を離れるしかなかったんだよハートブレイク

だから最後の2か月は未経験の子に1から教えながら、いつもの頭数こなすっていうなかなか大変なことも頑張ってやったでしょゲロー

 

 

心の奥で色々思うことはあっても、

店長にとっては「ヒッコリーが辞めたいと言った」としか残らないんだろうなチーン

まぁドライな人だからそれでいいんだけど。

 

 

 

家に荷物を運んだ後、毛だらけの仕事着を着替えて、化粧を直して送別会のお店に向かった。

店長と、そのお姉さん

リテールスタッフのフェイと彼氏のジェームズ

大学生のゲィランと新グルーマーのシドニー、新アシスタントのジェナリ

と私の合計8人生ビール

 

ピクルスのディープフライが美味しかった

 

みんなからお別れのメッセージを貰い、恒例のバイバイアイスケーキをみんなで食べて

シドニーにサティフィケートを贈呈し、写真を撮った。

 

私のこれからのカナダ満喫計画を聞いて、皆「楽しんでね!!」と言ってくれた。

あとは英語でみんながワーワーしゃべるのを聞き取るのに忙しかった。

夜の9時ごろ解散して、帰宅。

 

ああ、終わってしまった。

楽しい思い出ばっかりの私のグルーマー生活トイプードル

 





寂しいけど、前進するしかないのである。

明日からのカナディアンロッキー満喫計画、、全力で楽しむんだ…!