ロイター通信のダボス会議に
関する記事が興味深かった。
(「転機迎えたダボス会議、
世界の将来予測失敗で反省を」)
ダボス会議とは、
世界各地から政治指導者、
企業幹部、金融機関首脳らエリートが
スイスのダボスに集まり、
世界経済の現況、今後の見通し
などについて話し合う場である。
(世界経済フォーラムの年次総会である)
議論のテーマは
とりあえず脇に置いておいて、
記者の観察眼の鋭さが光っていた。
ダボス会議の参加者たちは、
次の展開を予測する能力に関して、
とても強い自信を持っているようだ。
しかし、昨年の主張は見事に
的を外していたのに、なぜこんなに
自信満々でいられるのかと、
記者は疑問に思っている。
謙虚さが必要ではないかと
言っている点は興味深い。
~
それにしても
「なぜダボス会議の世界観に
歪みが生じるのか?」、
これを説明するのはたやすいと
記者は言っている。
参加者は、政治、企業、金融、教育
などの分野のエリートに属しており、
お互いの意見を認め合いたいという
誘惑に抗しがたいようで、
それゆえ、反対意見は稀であり、
抑えめになるとのことだ。
その結果、現実を反映しない、
楽観的でポジティブな
意見になってしまうようだ。
~
ダボス会議は権力ネットワークを
具現化した存在であり
参加者の目にしたいものが、
そこにあることを期待するあまり、
先行きを正しく見通せていないことが
証明されている、
と記者は踏んでいる。
ジャーナリスティックな視点で
核心を突いているなと私は思った。
~
うちの会社の会議を反省した。
いつしか議論は現実から離れてしまい、
一人歩きしてしまうものとなる。
しかし、地に足の着かない
意見はキレイだ。
聞く者は素晴らしい意見だと勘違いして、
遂にはその意見が採用されてしまう。
そもそも現実に立脚していないのだから、
時がくれば脆くも崩れ去る。
世界的な会議も、
うちの会社の会議も
原型はまるで同じであると思えた。
~~~
エリートだからと言って、
霊的な状態が良いはずがない。
貧しいからと言って、
霊的に低いかは全く分からない。
ご神霊やキリストの実在を確信して、
日々、霊的な修行に努める。
そこが霊的な進歩向上のための
出発点になるだろう。
聖書に関する知識があるなしが、
霊的な高低を決めるわけでもなく、
死んだら天国に行くという思い込みで、
死後に幸福になれるわけでもない。
「神伝の法」を授かり、
それを日々実践して、
霊的な進歩を目指していく中にしか、
真の幸福への道は開けてこないと思う。
神伝禊法: 新時代の霊的トレーニング (MyISBN - デザインエッグ社) 1,642円 Amazon |
神伝鎮魂法 - 幽体の救い (MyISBN - デザインエッグ社) 1,760円 Amazon |
死後の世界が「あるやなしや」で
思考がストップしている人がいれば、
すぐにでも契山館を
目指してほしいと思う。