包丁とぎ講座にて | ひかりシュタイナークラス

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こんにちは。ひかりシュタイナークラスです。
大阪市内で、月一回、日曜日に親子でシュタイナーを学ぶ場として活動しています。
幼児から大人までオイリュトミーを楽しんでいます。小学生はメインレッスンのクラスもあり、主にフォルメンを学んでいます。

こんにちは。

ひかりシュタイナークラス@大阪です。

 

私は先日、「包丁とぎ講座」に参加してきました。

先生は、京都市東山の商店街にお店を構えてらっしゃる、「常真」の包丁とぎ職人さんです。

 

私は自分で時々包丁をとぐのですが、なかなか切れるようにならなくて…(泣)

 

この講座では、自分の包丁を持っていき、先生に教えていただきながら実際に研いでいきました。

 

砥石や包丁の種類についての簡単な説明を受けてから、実際に研いてみました。

 

まずは、砥石に対して包丁の当て方。

「いろいろ説明書きはあると思いますが、包丁によって角度が違いますので、手で押さえてみて刃が当たっているな、というところで研ぎます」

とのこと。

 

うーん、適当にやってたなあ…。

 

次は、実際に研いでみて(力はそんなにいらない)、『返り』が全体に出るようにする。

この『返り』が重要だそうで、これも、手で触って確認します。

『返り』の出方は、包丁の硬さによって、出やすい、出にくい、があるそうです。

 

全体に『返り』が出たら、裏返して反対側に『返り』を出します。

 

もう一度裏返して研いだら、仕上げ用の砥石に変えて『返り』をなくしたら出来上がり、です。

この時は「シューッ」という軽い音が出るくらいの手加減で研ぎます。

 

先生はとっても包丁を丁寧に、そして慈しむように扱ってらっしゃいました。

「包丁は扱いもそんなに難しくないですし、丁寧に研いだら長く使っていただけるものですよ」とのことでした。

 

この講座を終えて私が思ったことは、「こんなに包丁に対して真剣に向き合って研いだことなかったわー」でした。

一般的に書かれている説明書を読みながら、適当に砥石にあてて、目安の50回くらい研ぐ、という作業を繰り返していました。

そりゃ切れるようにならないわけですよね(笑)。

 

本当はそうではなく、手元にある包丁の現状を確認して、よく切れる状態になる角度に、手で確認しながら、音を聞きながら研いでいくものなんですね。

 

そして、これは子育てにも共通することだな、と思いました。

一般的な「〇〇法」なんてあてにならない。

目の前にいる子供の状態をみて、何に困っているのか、どうすれば健全に育つのか、それぞれの子供に合わせて考えないといけないですね。

 

なかなかできないことではありますが、ひかりシュタイナークラスの仲間とともに歩んでいきたいと思います。