こんにちは。
ひかりシュタイナークラス@大阪です。
私は先日、「包丁とぎ講座」に参加してきました。
先生は、京都市東山の商店街にお店を構えてらっしゃる、「常真」の包丁とぎ職人さんです。
私は自分で時々包丁をとぐのですが、なかなか切れるようにならなくて…(泣)
この講座では、自分の包丁を持っていき、先生に教えていただきながら実際に研いでいきました。
砥石や包丁の種類についての簡単な説明を受けてから、実際に研いてみました。
まずは、砥石に対して包丁の当て方。
「いろいろ説明書きはあると思いますが、包丁によって角度が違いますので、手で押さえてみて刃が当たっているな、というところで研ぎます」
とのこと。
うーん、適当にやってたなあ…。
次は、実際に研いでみて(力はそんなにいらない)、『返り』が全体に出るようにする。
この『返り』が重要だそうで、これも、手で触って確認します。
『返り』の出方は、包丁の硬さによって、出やすい、出にくい、があるそうです。
全体に『返り』が出たら、裏返して反対側に『返り』を出します。
もう一度裏返して研いだら、仕上げ用の砥石に変えて『返り』をなくしたら出来上がり、です。
この時は「シューッ」という軽い音が出るくらいの手加減で研ぎます。
先生はとっても包丁を丁寧に、そして慈しむように扱ってらっしゃいました。
「包丁は扱いもそんなに難しくないですし、丁寧に研いだら長く使っていただけるものですよ」とのことでした。
この講座を終えて私が思ったことは、「こんなに包丁に対して真剣に向き合って研いだことなかったわー」でした。
一般的に書かれている説明書を読みながら、適当に砥石にあてて、目安の50回くらい研ぐ、という作業を繰り返していました。
そりゃ切れるようにならないわけですよね(笑)。
本当はそうではなく、手元にある包丁の現状を確認して、よく切れる状態になる角度に、手で確認しながら、音を聞きながら研いでいくものなんですね。
そして、これは子育てにも共通することだな、と思いました。
一般的な「〇〇法」なんてあてにならない。
目の前にいる子供の状態をみて、何に困っているのか、どうすれば健全に育つのか、それぞれの子供に合わせて考えないといけないですね。
なかなかできないことではありますが、ひかりシュタイナークラスの仲間とともに歩んでいきたいと思います。