こんにちは
汎発性脱毛症歴12年の山田です
今日は、お仕事中に起きた出来事について、お話したいと思います
実は私、教師をしているのですが、
生徒の中でも女の子って、すごく色んな所をよく見ているんです
そして率直に何でも言ってくるので、ドキッとする事や、笑える事がよくあります
生徒は私がウィッグなのかどうか気づいているのか、気づいていないのかは分かりませんが
ある日、授業をしていて、教科書をノートに書き写す時間を設けた時に、
教室内をラウンドしていると、
一人の生徒が、
『先生腕がすごく綺麗!脱毛してるんですか?』
と聞いてきました
私は正直に、
『脱毛してないよ』
と答えました
イヤ、でも今思えば、脱毛のエステには行ってはないけど、脱毛している事には変わり無いから、そうだよでも良かったのかもしれません
すると、その子は
『えっ!いいなー先生、毛根死んどん?』
とさらりと言いました
私は
『ほんまや、死んどるかもね』
と言って笑いました
以前の私だったら、ショックで笑えず、落ち込んでいたかもしれません
脱毛症に関する発言があると、神経をぴりぴりさせて、ストレスを抱えていたと思います
でも、今はもし
生徒が
なんでウィッグ被ってるんですか?
とか、
睫毛が片方抜けてるのはなんで?
とか
聞いてきたら、
正直に答えようと思っています
そういう病気があることを知ってもらいたいし、
生徒の中には、もしかしたら、今後、脱毛症 になる子がいるかもしれません
そんな時に、少しでも勇気を与えられるような、そんな自分になりたいなと思っています
決して、脱毛症になったからといって、恥ずかしい存在になったわけではありません
ウィッグを被っても、被らなくても、髪の毛がなくても、私はわたし自身
みんな、それぞれ生きづらさを感じながら、一生懸命に生きている
それを知ることができたのも、脱毛症になったお陰かもしれません
辛い経験をしたぶん、私は強くなりました
まだ、時には落ち込むこともありますが、そんな自分も愛おしく思える、心の豊かな人間になりたいと思います
最後まで読んでくださり、ありがとうございました