先生、毛根死んどん? | 脱毛症と生きていく私のブログ

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13年前に汎発性脱毛症を発症しました。

日々の事やウィッグでの生活について主に発信していきます✨

こんにちは飛び出すハート

汎発性脱毛症歴12年の山田です

 

今日は、お仕事中に起きた出来事について、お話したいと思います

 

実は私、教師をしているのですが、

 

生徒の中でも女の子って、すごく色んな所をよく見ているんです

 

そして率直に何でも言ってくるので、ドキッとする事や、笑える事がよくあります

 

生徒は私がウィッグなのかどうか気づいているのか、気づいていないのかは分かりませんが

 

ある日、授業をしていて、教科書をノートに書き写す時間を設けた時に、

 

教室内をラウンドしていると、

 

一人の生徒が、

 

『先生腕がすごく綺麗!脱毛してるんですか?』

 

と聞いてきました

 

 

私は正直に、

 

『脱毛してないよ』

 

と答えました

 

イヤ、でも今思えば、脱毛のエステには行ってはないけど、脱毛している事には変わり無いから、そうだよでも良かったのかもしれません気づき

 

すると、その子は

 

『えっ!いいなー口笛先生、毛根死んどん?』


とさらりと言いました

 


私は


『ほんまや、死んどるかもね』


と言って笑いました

 

以前の私だったら、ショックで笑えず、落ち込んでいたかもしれません

 

脱毛症に関する発言があると、神経をぴりぴりさせて、ストレスを抱えていたと思います


でも、今はもし


生徒が


なんでウィッグ被ってるんですか?


とか、


睫毛が片方抜けてるのはなんで?


とか


聞いてきたら、


正直に答えようと思っています


そういう病気があることを知ってもらいたいし、


生徒の中には、もしかしたら、今後、脱毛症 になる子がいるかもしれません


そんな時に、少しでも勇気を与えられるような、そんな自分になりたいなと思っています


決して、脱毛症になったからといって、恥ずかしい存在になったわけではありません


ウィッグを被っても、被らなくても、髪の毛がなくても、私はわたし自身


みんな、それぞれ生きづらさを感じながら、一生懸命に生きている


それを知ることができたのも、脱毛症になったお陰かもしれません


辛い経験をしたぶん、私は強くなりました


まだ、時には落ち込むこともありますが、そんな自分も愛おしく思える、心の豊かな人間になりたいと思います



最後まで読んでくださり、ありがとうございましたピンク薔薇