ゾロ目が出たとき
普段は八百屋で働いている筆者。
サラダ惣菜も扱うので、レジ入力で
接客する機会がとても多い。
正確な金銭授受と誤りのない
レジ操作、気持ちの良い接客・・・
気の抜けない時間の連続で、
思わずホッコリする瞬間。
それは、税込みの会計金額で
ゾロ目が出たとき
777円とか、999円とか。
レジを入力した筆者が内心で
「おっ！」
と思いながらも何も顔に出さず、淡々と
金額をお客さんに伝える。すると、たい
ていの人は何事もなかったかのように
普通に会計を済ませる。ふうん。
でもその場の空気がね、変わるんだよね。
そんな気がする。
（わースリーセブン揃っちゃったよ！）
（でも反応しないもんねー）
なんてね。
でもたまに、声を出して
「わっ（笑顔）」
なんて喜んでくれる方もいる。カワイイ。
ちなみに筆者が最も驚く会計金額は、ゾロ目
ではない。ゾロ目は、商品の値段設定（量り
売り以外）と税金の都合上、実はよく出たり
するのだ。
それよりも、驚くのは量り売りの会計で
1000円（税込）
なんてのが出たとき。わお！
これは珍しい。
老いも若きも心動くお会計の瞬間は、
こんな些細なことを楽しめる自分の心の
軽さに気が付ける瞬間ではなかろうか。
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（画家/写真家/グラフィックデザイナー/ロッケンローラー/八百屋）