新卒で入った2次下請け専門の似非IT企業でのお話です。シリーズでアップしています。
これからIT業界を目指す学生や転職してITの仕事をしたいと考えている人も多いと思いますが、二次下請け専門の会社は避けるのが賢明です。
下請けの契約は、1人1か月〇〇万円という契約のため、どんなに能力が高くても大きな売上を達成することはありません。
いわゆる人月商売という儲からないビジネススキームです。
私が20代前半のころですが、二次下請けの場合は、ベテランでもせいぜい60万~70万円くらいの月額単価でした。新人だと45万円とかです。
ベテラン社員でも1年の売り上げが840万円。若手なら500万とか600万円。これら技術者の売り上げで、会社の事務所の家賃や事務員の給与、管理職の給与、新入社員の給与、役員たちの報酬等々を賄います。
840万売り上げても本人の給与になるのは、よくても6~7割程度です。なので、年収で600万円超えることすら至難の業なのです。
残業をたくさんすれば収入が増えますが、違法な上限時間が設定されていてカットされてました。
1時間あたりの残業代が安くなるように細工されていて、ベテラン社員は名誉管理職になって役職手当と引き換えに残業代が出なくなります。
若いうちに修行のために入社するのはいいかもしれませんが、自社のプロダクトやクラウドでの月額料金をもらえるようなサービスを手掛けているIT企業への転職をお勧めします。はい。
以前、下記の記事でもアップした会社の話です