最も頻繁にカフェに通っていたのが2015~2017年、シアトルに住んでいたとき。旦那さんともお友達とも、おしゃべりしたり本を読んだり、ときには勉強会やミーティングだったり、毎日のようにカフェを利用したものです。
いちばん好きだったカフェは、ストーリービル(Storyville Coffee)。パイクプレイスマーケットの一画にあります。
その頃住んでいたアパートから徒歩10分、旦那さんの通勤路にあったから、よく二人で朝のコーヒータイムに出かけました。
ゆっくり腰を落ち着けたくなるソファー、木の温もりが感じられるテーブル、静かに流れる音楽。
3階の窓からは穏やかなピュージェット湾を行き交う船や、ちょうど開店準備にはいったパイクプレイスマーケットの様子を眺めたものです。
ストーリービルは高品質なコーヒー豆の通信販売から始まった会社。フレッシュなコーヒーが自慢です。
ドリンクメニューはエスプレッソ系中心のこだわりのラインナップで、苦みも酸味も控えめで飲みやすい。
お店で手作りのサンドイッチやスイーツのメニューがあるのも嬉しい。
ベーコン・卵・チーズのはいったブレックファスト・サンドイッチが美味しかった。
シアトルからフェリーで35分、ベインブリッジ島にあるストーリービル焙煎所にも行きました。コーヒー豆の袋がいっぱい!
カフェも併設されていて、ゴージャスなソファーに座って、まったりコーヒータイム。
ベインブリッジ島は、すごく自然豊かなところ。焙煎所の近くの道を、いきなり鹿が道を横切っていきました。
その後ニュージャージーに転勤で引っ越してからもいっぱいカフェに行きましたが、ストーリービルの味が恋しくて、何度か通販で購入しました。
コーヒー豆はPrologueという1種類のみ。ダークチョコレートとバニラの風味をかすかに感じるまろやかで薫り高いコーヒー、と説明されています。
自宅でコーヒーを淹れてみて、他社との違いに驚きました。
ミルでコーヒー豆を挽き、ペーパーフィルタに入れてそっとお湯を注ぐと、コーヒー粉がふっくらと浮き上がるように膨らみ、豊かな薫りが立ち昇ります。新鮮なコーヒー豆であるという証拠。
ちなみに日本に帰ってきてからも、いろんなコーヒー店や輸入食材店のコーヒー豆を買いましたが、いちばんフレッシュだと感じたのは、なんとお近くのドトールだった。商品の回転が良いのでしょうか。お湯を注ぐとコーヒー粉がふわっと膨らみ、自宅でもすっきりした味わいのコーヒーを頂くことができます。
本当にカフェの思い出は限りなく。パイクプレイスマーケットにはスタバ1号店もあり、よく長い行列ができていました。
お店の前で演奏をしているミュージシャン、かまわず熟睡しているワンちゃん。
にぎやかすぎて、起きた?