食の安全について:遺伝子組み換え食品を避けるには | アメリカの空から日本へ 第2の人生を始めます!

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12年半のアメリカ生活を終え、2021年3月、日本に本帰国しました。NYC、ヒューストン、サンノゼ、シアトルと転勤を繰返した夫とともに、全米を旅した日々はかけがえのない宝物。これから日本で始まる第2の人生とアメリカの思い出を綴っていきます。

食の安全性については、誰もが関心があるはず。農作物の生産工程を表すPLU (Price look-up) codeという番号があることを、数日前に知りました。(遅っ!皆さんご存知なのかしら。。)

 

PLUは、スーパーの野菜や果物に貼られているシールに記載されている、4~5桁の識別番号。野菜の安全性を知る手がかりになるかもしれない!そう思いながら調べると、ざっと三つに分けられるみたいです。

 

34で始まる4桁のコード

生産過程で化学肥料や農薬を使用している。4409の洋ナシ、もしかしたら農薬が大量に使用されている可能性も。

 

8で始まる5桁のコード

遺伝子組み換えの作物(GMO)であるという表示だった(何で、過去形!?)

9で始まるコード

化学肥料を使用していない、オーガニックの作物。最も安心して食べられるカテゴリー。

例えば、一般的なバナナがPLU 4011で、オーガニックだと94011と表示します。

 

いつもスーパーでたくさん野菜を買っているのに、シールのPLUを気に留めたこともありませんでした。そこであらためて、いくつかの生鮮食品コーナーをチェック!

 

地元農家の作物が集まるパイク・プレイス・マーケット。店頭には色とりどりの作物がみずみずしく輝き、とってもフレッシュに見えます。でも一品ずつ見ると、意外にも4で始まるコードが多い。Localと表示されていると安心感はありますが、近隣の産地から直送されているというだけで、必ずしも有機栽培のわけではありません。Organicと表示されている作物は、確かに9で始まるコードでした。

 

続いて近所のターゲットへ。生鮮食品から日用品まで何でもそろう重宝なスーパー。ここでも4で始まるコードが多く、Organicと表示されたコーナーだけ、9のコード。

高級スーパーと言われるホールフーズやトレジョはOrganicの割合が圧倒的に高いけど、Organicという表示がない作物については、やっぱり4のコードでした。

 

そしてどこにも、8で始まるコードの野菜が存在しない!そう、PLUの使用は任意なので、全ての作物に記載されているわけではありません。表示しなくてよいのなら、ネガティブなレッテルを貼る必要はない。実際、GMO生産農家は敢えてPLUを使用することを避けました。なので、8で始まるコードはもはや意味がない。PLUをチェックすることで遺伝子組み換えを避けることが出来れば、本当に便利なのにね。。えー

 

GMOは、かわいそうにもマウスを使った動物実験で発がん性など危険が指摘されたりして、もはや食品とは言えません。それなのにGMO食品かどうかを正確に知る手段がないのが恐い。人間はそこまでして食べる必要があるのでしょうか。。せめてGMOを一切含まないオーガニック認証商品や、Non-GMOの表示を探すしかないのかもしれません。

せっかくPLUという番号があることに感動しかけたのに、食の安全性を確保することはできませんでした。プンプン