上野 やきとんまるわ | 呑兵衛と酒と健康と

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酒好き夫婦の飲み歩き日記です。呑む時は浴びる程酒を飲みますが、時々は健康にも気を使ってます。居酒屋、酒、健康などについて書いていきます。

先月のまるいち休みだったある日

久しぶりに上野まで遠征

最近でこそ常磐線は上野東京ライン直通で乗り換えなしに品川まで行けるようになったけど茨城県民、特に県央地域より北の常磐線ユーザーにとっては今でも上野が東京の入口で比較的身近な存在ではないかと個人的に思う

実際にはもっと近く、松戸を過ぎて金町から亀有、北千住辺りも東京のいい飲み屋さんがたくさんあると思うけど、このエリアは我々にとって上野に行くよりある意味遠い

この日は新商品開発の参考にしたくこちらまで出てきました

目的のお店は上野と言うより御徒町の近くになるのかな

お店まで歩くうちに近くまで来たから懐かしいお店を見ておこうと

御徒町の味の笛さんまで来てみた


最後に来たのは10年くらい前だと思う

立ち飲みでつまみもお酒も良心的な値段

銘柄は忘れてしまったけど新潟の方の日本酒とマグロ納豆やイカ納豆でよくやってた

入口は少し新しくきれいになった様な気がするな

今回は立ち寄らなかったけど、次回この辺りまで来たら寄っていこう



そこから少し上野方面に戻り

たぶん、かつてかっぱ寿司(カッパ・クリエイトのではないお店)があった店舗だと思うけど、そこを過ぎて直ぐに目的のお店がありました

店員さんたちが店頭で話してたので一端スルーしてから、また御徒町方面に戻る形で店頭の写真を

やきとんまるわさん


元々は浅草橋の西口やきとんにルーツがあるお店

この名前を聞けば詳しい方は自分が目当てに来た料理も分かっちゃうでしょうね


月曜日の17時半頃入店

店外に立ち飲み用のテーブル席がいくつか

入ってすぐにテーブル席がいくつか配置され

店内中央には厨房に向かって立ち飲みのカウンター

反対の壁側に向かっても立ち飲みカウンターがあり

奥の方にもテーブル席がありそう


先客は外の席と入口近くのテーブル席に二組

初めから座り席狙いだったので一人で座っても問題無さそうに見えたカウンターエリアに一番近い場所にあった2名用のテーブル席をお願いする


いつものルーティンだけど、メニューを見ながらも最初はやはり黒ホッピーで(税抜500円)


中の量は多くしっかりカタめな印象

セットアップして頂きます



うーーん、やはりしっかり固い

これは今の自分に中追加できるか迷うレベルだ


ドリンクと同時に頼んだサイドメニューも到着


マカロニサラダ(250円)


見た目はでんさんのに近いけど玉ねぎがシャキシャキしててサラダ感は強い

ブラックペッパーも感じて美味いね


そしてお目当ての皿ナンコツ(骨ザラ)(300円)


写真だと分かりづらいけど、こちらの皿、煙草の箱と同じ位の直径

これが自分にとっては良かったな

浅草橋の西口やきとんと言えばこの骨ザラが名物

十何年前に一度だけ伺った事があるけど記憶違いなのか、もっと大きなお皿に出てきて味もそこまで美味しいとは思わなかった印象がある

でもこれは美味かったな

1人で頂くのに量もちょうどいい

どこを使ってるのかも知りたかったんだけど、肉屋さんに喉軟骨を注文してついてくる食道の部分がメインなのかな

この崩れてる肉はどこの部分だろう


そしてサイドメニューが続くけど純レバ(200円)も到着


純レバっていろんな店で出してるみたいでよく聞くけど実は自分どこのお店でも注文したのは初めて

純レバと言ってもお店によって出でくる料理は違うのかもしれない

中華料理屋の純レバと言えばレバニラのニラ無しでレバだけだから純レバって言う話もあるようだけど、その説が正しいとするとこちらの純レバはまた別物?

でも刻みネギはかかってるけどレバーだけだからやっぱり純レバなのか


この手の料理だと見た目からしても胡麻油かなと思ったけど頂いてみると胡麻油感はほとんど感じない


さっぱりしてる

そしてかなり美味かった


マカサラから骨ザラ、純レバ3品とも全部いいな

このサイズだと1人でも負担感なく3品食べられる

これは近いうちにまた食べに来よう


せっかく来てるので当然串も頂きます

左ナンコツに右がミックス(100円)


かなり久しぶりに皿ナンコツを頂いてみたら、自分の印象では一番軟骨だなって感じる部分、焼肉屋で豚のナンコツと注文するとスライスされて出てくるあの部分が含まれてなくて、他の物に使われてるのか知りたくなり頼んでみた

ミックスはナンコツに使われてる部分と同じ様なところの他ハツも使われてるけど、いつも同じ部位使ってるかどうかは分からない

そして探してる軟骨のあの部分はどちらの串にも使われてないようだ


つまみが美味しくて調子が上がってきたので最初怯んだけどホッピーの中(280円)を追加


やっぱりいい量注いでくれる

そしてこの頃になると1名客が多数でカウンターが賑わい始める

立ち飲みの皆さんは1時間弱くらいで帰っていくようですね


他にも気になった串を追加

左からナンナンとカーテン(180円)、タンスジ(150円)


ナンナンは声帯の部分だそうで、これも軟骨にちょっと似た食感、カーテンは名前から予想した通り横隔膜そのものだった

よくハラミを横隔膜って言うけど正確にはハラミは横隔膜を動かす筋肉?のことで、横隔膜自体はなかなか食べる事はないよね


店員さんに聞いたら圧力鍋でボイルして牛すじみたいにしてるとのこと

確かに食感はおでんに入ってる牛すじみたいな感じだった

面白い

煮込みに入れてみたらどうなるかな


タンスジはうちでやってるのとは違って、うちのタンシタに使ってる部分みたいだった


続いてこちらももう1つのお目当てだったまるわのカレー(400円)


とろみ少なめのキーマ風カレーはスパイシーで美味い

挽肉は若干コリコリした食感

バゲットにはチーズかと思ったら塩

自分のイメージだと沼袋のたつやさんのもつカレーが原点なのでもっととろみがあり、もつもゴロゴロ入ってるイメージだけど、こちらはまた違った方向性を見せてくれた


串をさらに追加

左がカシラのタレ(100円)に右が上タン(200円)


カシラはうちのカシラアブラみたい

希少部位で黒カシラ(150円)とあるけどそっちがうちのカシラと同じになるのかな?
次回はそちらを頂いてみよう

たまたまこの二品頼んで同じ皿だったけど、上タンとカシラのこのサイズの差は焼き手からするとちょっと焼くの大変そうだな


まるわさん、美味しかったし自分的には仕事の参考になる面白くて楽しいお店だった


もう少し見させてもらいたいしまた近いうちに伺おうと思う



会計済ませて最後に気になってた事を店員さんに聞いてみた

「表の看板に水戸の明利酒類さんの名前が入ってるけど何か関係があるんですか?」


店員さん曰く、前身(おそらく西口焼きとんのこと)の社長が色々飲んだ時にときわ盛りという明利酒類の酒が気にいって使うようになったそうで、今はそのままの流れで使ってるとのこと

確かにグランドメニューにもときわ盛りは入ってた

他に茨城の酒が2つあったけど、水府自慢、副将軍といずれも明利さんのお酒

その他、山形のお酒が2つに山口の獺祭、全部で6種のうち3つが茨城のお酒で全部明利さん
(他に別紙でおすすめ日本酒はあったけど)

ほていちゃんでも明利酒類のお酒は定番酒として使われてるし、10号酵母の開発に縁のある酒蔵でもある

自分の認識が間違ってたら怒られてしまうかもしれないが地元水戸だと吉久保酒造さんの一品の方が圧倒的にシェア持ってる気がする

でもこの日改めて明利さんも凄い酒蔵さんなんだなと思った

まるわさんには近いうちにまた行こうと思うけど、今度はときわ盛りも頂いてみよう