目標と違う人生はわるくない。。と子どもに伝えたいこと。 | higuchinoraのブログ

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受験、子育て、お金、犬、料理、旅、日々の忘却録です。

こんにちは。

NORAです。

 

ものすごい努力の結果つかみ取った合格ですが、実は受験に合格することがあまりにも大きくなりすぎてしまって、合格後全く何をしたらいいかわからなくなることありますよね。

その結果、全然勉強ができず思ってもみなかった学校や就職先に行くことになってしまう・・。

 

私の場合高校受験が目的になっていました。

 

小学校、中学校の時すごいいじめにあっていて勉強で見返すことが私の目標だったからです。

 

これってwakkatte.tvのふーみんさんと一緒ですね。

 

それで県内でトップ校(田舎の公立高校)に受かって、そのあと全く勉強しませんでした。

 

それでどうなったかというと、450人中400番以下をずっとちょろちょろしてました。

 

理系でしたが数学Ⅰでギブアップ。

あの頃は数学Ⅱとか数学Ⅲとかでなく、代数幾何、微分積分、統計とか言っていたような…。全くできませんでした。

もちろん物理もダメ。

 

それでもあの頃「動物のお医者さん」が大ブレークしていて、勉強はしていないけど夢は獣医さん。

 

高校はありがたいですね。赤点さえとらなければ卒業できるのですから。

 

高校は何とか無事卒業し、夢のH大学にE判定でも無理に受験。

うちは貧乏でしたので国公立しか受験できませんでした。受かるはずないですよね。

 

予定通り(?)浪人して予備校に通うお金がなかったので、Z会のみで自宅浪人しました。

それでもやっぱり夢は獣医さんのままでした。

 

今でも国公立の獣医は難関ですが、その頃は今以上に難関でした。

人気学部であり第2次ベビーブーム世代の受験だったからです。

 

結局は高校の先生が中期日程に薬学部があるから受けてみなさいと勧めてもらい、受験し薬剤師となっているわけです。

 

大学に入ってからというもの、ふてくされて(ずっと獣医をあきらめられなかったんですね。)あまり勉強もせず、薬剤師になり、臨床に出ました。

 

たくさんの患者さんに出会い、たくさんの医師と出会い、たくさんのコメディカルに出会い、臨床の薬剤師としての面白さに気づいたのは40歳になる直前。

 

あまりにも遅すぎました。

 

そこから猛勉強し患者さんへの還元を考え、またたくさんの患者さんに育ててもらいました。

 

今、とっても反省していることは

 

もっと素直に早くに獣医になれなかった自分の人生を受け入れ、この道も悪くないかもと道を見渡してみなかったこと。

 

人生は思ってもいない出会いに、もしかしたら本当かもしれない人生があるかもしれないということ。

 

与えられた人生を一度受け入れてみることは悪くないかもしれません。