うちの台所、シンクの排水口には、
某メーカーの生ゴミ粉砕機が取り付けてあります。
調理の過程ででた生ゴミを、
三角コーナーではなく排水口に入れてやり、
ふたをすると、なんということでしょう!
がーっ!と、生ゴミが粉砕されていくではありませんか!
粉砕された生ゴミは、シンク下のタンクに送られ、
乾燥をかけられて、最終的には、うちの畑の堆肥となります。
乾燥させただけなので、即、堆肥がわりというわけにはいきませんが、
何せ粉砕されているし乾燥しているしで、
ヨウリンとかと一緒に深めのところに散らばしてやると、極上の堆肥同然に使えてます。
食材の余ったところを無駄なく使えるというところも、これまで20年近く使ってきた理由ではありますが、
実は、
フードロスに言い訳をつけられる、というところも大きいデス。
残しておいて、結局食べなかったもの、とか、
使えずじまいで、食べれなくなってしまった食材、とか、
せっかく畑で育てたけど、食材として使えるほどでなく、捨てるしかなかったもの、とか…。
「なに言ってんだ」と、思われるかもしれませんが、
ボクは、間引きした苗すら「もったいない」とか、
「せっかくここまで育ったのに、かわいそう」とか思っちゃうんですよねー。
この頃は、虫を殺すのも後ろめたくて、
害のないものなら、殺さずに外へ逃します。
この前、アシナガバチが庭のモクレンの葉っぱの裏に巣を作っていたのですが、
そこは、孫が来た時にビニールプールを置く予定の真上だったのです。
アシナガバチたちは、9匹くらいで、毎日せっせせっせと営巣していました。
ああ、お前たちもがんばってるんだなぁ、と眺めていたのですが、
やはり、取り除かねばなりません。
ごめんね、ごめんね、
そういいながら、
ジェット噴射プシューッ!ですよ。
小さい命でも、命は命。
何を甘いこと言ってんだ、と笑われると思いますが、
歳とったら、こんないらないことを感じやすくなっちまったんですなぁ。
そのわりには、
カブの葉っぱについてるアオムシとかを素手でブシブシ潰してる… 笑
だから、買ったのを忘れてて、っていうパターンのフードロスとかは、
ほんとに申し訳ない。
でも、
この粉砕機で、土に帰るかと思うと、
少し罪悪感が薄くなるのですよ。
贖罪札みたいなもんです。 笑