仮面ライダーW
サイクロンアクセルエクストリーム
こちらはフィリップと照井竜が変身するはずだった「究極のW」。
ラスボスを打すには、その凄まじい精神攻撃に耐えられる資質が必要であり、特殊体質を備えた照井竜こそが相棒に相応しいと考えられていた。
本来の究極のWの姿なのですね。
その強さの根源は「憎しみ」にあるとされ、「完全な戦闘マシーン」となってしまう。
2人が生まれながら持っている精神干渉攻撃への耐性も相まって凄まじい力を発揮するはずでした。
しかし、左翔太郎を相棒としてエクストリームへと進化。
こちらのサイクロンアクセルエクストリームが実現することはなく、幻のフォームとなってしまった。
ラスボスは最初からエクストリームの完成も計画に含んでおり、そのために仮面ライダーを泳がせていたようです。
ということは、本当に、このサイクロンアクセルエクストリームの力だけで勝てたのかは、いささか疑問なのですね。
実際に正統続編の「風都探偵」では、このことを言及しています。
「それだけではラスボスに勝てたとは思えない」
「Wは翔太郎とのサイクロンジョーカーが基本形態だからこそ、究極を超えた領域まで到達できた」
と結論付けています。
それはそうでしょうね。
この世の中、理論だけで推し量れないことは、それこそいくらでもありますから。