必殺仕事人Ⅴ 風雲竜虎編
暗闇坂の治平 演-入江武敏
かつて政と組んでいた仕事人。
女房と息子も政と旧知だったことから、裏のつながりだけではなく、家族ぐるみの付き合いがあったらしいとわかる。
数年前、裏稼業の掟を破ったため、政と一騎打ちの末に敗れ、あとを政に託して息絶える。
その際には短刀を獲物として使っていた。
なぜ掟を破ったかは劇中で語られておらず、女房もその経緯を知らない。
金をもらって人の命を奪う仕事人は、たとえ殺す相手が極悪人であろうと、捕まれば死罪は免れない。
そのため仕事人の世界には、厳しい掟がいくつも存在するのです。
治平のように、裏切りや裏稼業の掟に背くことは当然許されません。
また、奉行所や敵に捕まったりした場合も原則として救出は無く、グループの危機を招いた場合は、仲間内で粛清されることもある。
ただ、実際には何らかの方法で切り抜けることが多い。
江戸を出てほとぼりを冷ます、仲間の反対や掟を押し切った助けがくる、など。
もし仕事を目撃者されたら?
自分の稼業を知られたり、殺しを目撃されたりした場合、相手が血縁者であろうと殺さなければならない。
ただ、シリーズ中、仕事を目撃されたからといって、相手の口を封じた例は……ほとんどありませんよね。
たいがい、悪人の手にかかって殺されてしまいます。
また思い切って仲間にしてしまう手もあります。