ナックルトルーパー
ジオラマ小説『S.I.C. HERO SAGA KIKAIDER REBIRTHアンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に登場する量産型の仮面ライダーナックル。
装甲が充実したように見えます。
こちらの作品の内容は、『仮面ライダー鎧武』と『キカイダーREBOOT』の競演エピソードを下地にした『REBOOT』の外伝。
物語としては、漫画版キカイダーの最終章付近がベースになっています。
そもそも『S.I.C. HERO SAGA』って、このコーナーではよく目にしますけど、なんなの?って話ですよね。
『月刊ホビージャパン』で連載中のS.I.C.を挿絵に使用した、『仮面ライダー』シリーズの外伝的小説です。
それぞれ番組の設定に準じた内容であることは、改めて言うまでもありません。
また、本作オリジナルの戦士や怪人も数多く登場し、設定上存在する・しうるものも独自解釈で立体化しています。
なお、石森プロは、平成ライダーシリーズなどで東映に設定協力するなど関わりが深いが、本作に関しては東映「公式」ではありません。
あくまでも公式設定に含めてはいないが、否定もしていないという「公認」作品にあたるのです。
このナックルトルーパーしかり、『S.I.C. HERO SAGA』に登場する仮面ライダーって、東映が許可しないかぎり「公式」にはなれないってことですね。
原作側の石森プロが制作した仮面ライダーであっても、このような扱いなのですよ。
多分、「仮面ライダー」としての著作権が、東映にあるからでしょうね。
制作された「仮面ライダー」たちは、東映の許可が下りないかぎり、いつまでも独り立ちできないわけです。