![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/af/da/j/o0633046414482517466.jpg?caw=800)
必殺仕事人Ⅳ 西 順之助
演-ひかる一平
表の稼業?は医師を目指す受験生。
『必殺』ファンで知られる作家の田辺聖子が、雑誌のエッセイで「最近の必殺には子供が出てきて殺しをしているが、あれは中途半端で嫌い」とコメントしたことがあります。
もちろん、西順之助のことですよ。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/a3/01/j/o0638047214482517474.jpg?caw=800)
プロデューサーはこの意見を参考にし、前作の必殺仕事人Ⅲの後半より、順之助を「殺し」担当ではなく「エレキテルで見張りを気絶させる」など、ややマイルドな役割に微調整していきました。
なお田辺の順之助への苦言と、必殺シリーズに対するリスペクトの強さは、映画『必殺! THE HISSATSU』パンフレットに寄せたエッセイでも確認することができます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/20/a9/j/o0632046114482517481.jpg?caw=800)
また、順之助を演じたひかる一平自身も、インタビューにて「テレビとはいえ、10代の受験生が殺しを行うのは良くない、というクレームが視聴者から寄せられた」と語っているのですよ。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190627/11/higirishingo/b6/5c/j/o0633046314482517489.jpg?caw=800)
『仕事人Ⅳ』で仕事を再開しようとしたとき、ライデン瓶が親に捨てられていたため、それにかわる道具として新たに投石器を開発します。
この投石器は順之助と加代の工夫によって、回を増すごとに改良されていきます。
飛距離を調整するための角度目盛り、鉄や木でできたアーム、加代が作った肩当て、精密度を上げるためのスコープ。
以降、これを用いて、加代とともに、仕事の突破口を切り開く役割を担うのですね。
ですが、それまでは順之助がいなくても、主水たちは計画を練りながら、どうにかこうにか仕事をこなしてましたよね。
ってことは、殺しの下準備係は加代1人で充分なわけで、順之助は必要ないんじゃないかと思えるのです。
自分的には、殺し担当のままでよかったのにな……。