必殺仕事人Ⅳ 西 順之助 | 聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

ミステリー作家です。
本来であれば、作家活動の記事をアップするところなのですが、そう毎日毎日ネタもなくて……。
半分、趣味の内容になっています。

イメージ 1
 
必殺仕事人Ⅳ 西 順之助
演-ひかる一平
 
表の稼業?は医師を目指す受験生。
 
『必殺』ファンで知られる作家の田辺聖子が、雑誌のエッセイで「最近の必殺には子供が出てきて殺しをしているが、あれは中途半端で嫌い」とコメントしたことがあります。
 
もちろん、西順之助のことですよ。
 
イメージ 5
 
プロデューサーはこの意見を参考にし、前作の必殺仕事人Ⅲの後半より、順之助を「殺し」担当ではなく「エレキテルで見張りを気絶させる」など、ややマイルドな役割に微調整していきました。
 
なお田辺の順之助への苦言と、必殺シリーズに対するリスペクトの強さは、映画『必殺! THE HISSATSU』パンフレットに寄せたエッセイでも確認することができます。
 
イメージ 3
 
また、順之助を演じたひかる一平自身も、インタビューにて「テレビとはいえ、10代の受験生が殺しを行うのは良くない、というクレームが視聴者から寄せられた」と語っているのですよ。
 
イメージ 4
 
『仕事人Ⅳ』で仕事を再開しようとしたとき、ライデン瓶が親に捨てられていたため、それにかわる道具として新たに投石器を開発します。
 
この投石器は順之助と加代の工夫によって、回を増すごとに改良されていきます。
 
飛距離を調整するための角度目盛り、鉄や木でできたアーム、加代が作った肩当て、精密度を上げるためのスコープ。
 
 
以降、これを用いて、加代とともに、仕事の突破口を切り開く役割を担うのですね。
 
ですが、それまでは順之助がいなくても、主水たちは計画を練りながら、どうにかこうにか仕事をこなしてましたよね。
 
ってことは、殺しの下準備係は加代1人で充分なわけで、順之助は必要ないんじゃないかと思えるのです。
 
自分的には、殺し担当のままでよかったのにな……。