カブ110プロ

64チタン中空シャフト!


さて、今回は凄くマニアックな話題です。


バイクにはシャフトが数箇所あります。



①前輪を保持するシャフト

 フロントアクスルシャフト

②スイングアームと車体を繋ぐ

 ピボットシャフト

③後輪を保持するシャフト

 リアアクスルシャフト


カブに乗ってて途中から

「なんか曲がり方がスムーズでないな。」

と思いはじめました。

フロントアクスルシャフトはなんか硬くて跳ねるし、ピボットも硬くてギクシャクする。


なんとなく、カブのシャフトは全て中空ではない(中に穴が開いていない普通のボルト)なので、コレが硬すぎて路面への追従を妨げているのではないかと考えました。


剛性を落とすことによってしなやかに走るのではないかと考えたのです。


強度としなやかさを両立した64チタン合金にて制作しようと考え日本特殊螺旋工業ことベータチタニウムに特注でオーダー。


64チタン合金の説明↓


①フロントアクスルシャフト
 M12内径5mm
②ピボットシャフト 
 M12内径3mm
③リアアクルシャフト
 M12内径5mm→6mm

柔らかすぎてもフィーリングが悪くなるので慎重に検討して内径(真ん中の穴の径)を決定しました。


フロントは5mm。

ピボットは3mm。

リアは6mm。


クローズドコースでテストしたのですが、フィーリングはとりあえずはいい感じだと思います。


フロントは比較的剛性感があり、ブレーキング時でもしっかりしています。

リアについては、はじめ内径5mmで製作したのですが、少々跳ねる感じがあって剛性が高すぎる気がしたので、後に6mmに拡大しました。

内径を1mm拡大した程度で果たして変わるのだろうかと疑問ではあったのですが、乗った感じ悪くはない気がします。


正直どこでも64チタン合金を使えばいいと思ってはいません。

荷重初期の剛性感なんかは鉄系の材料の方がしっかりしていることもあるので、使用する用途によりけりだと思います。


あとピボットシャフトの制作は結構難渋したみたいです。M12の長いボルトに3mmの穴を空けるのが難しく結局レーザーによる加工となっているそうです。


参考にされる方は自己責任にてお願いします。


おわり。