全然生きてる -4ページ目

全然生きてる

全然生きてます

300円+税はどう考えたて高いだろうなと思いながら買った発泡スチロール製の手が家に来て、私はこいつの手首部分を握り手のひらを頬に当てることで私の精神状態はそれなりに落ち着いていた。結局人肌が恋しいのか、否、否、数度人肌に触れたが心は氷点下だったじゃないか。やっぱり人型の人工物か、マネキンでも買ってやろうかなどと考えていた。そう、そして、私は数日前から私は発泡スチロール製の手を噛んでいる。

小さいから爪を噛む癖が抜けない。そのせいでずっと爪先の肉が見えている。これはまずいと爪に色を塗ったが、それでも噛む、なら噛む場所を変えようと自分の手を噛む。だがこれが肉厚で噛みごたえがありすぎる。そしてそれなりに痛い(リストカットに比べたら些細なものなのだろうが)ああ、でも手の甲と掌に跡がつくことは悪くない、むしろ良い。私を制御しているのは、私をすきにしていいのは私だけという感覚に浸れる。何とも思ってない人間に抱かれること自体は特に躊躇がない癖にキスマークをつけられることに強い嫌悪感を抱いたのは、私にそういう面が強いからかもしれない。

兎に角、手を噛むメリットは魅力的だが顎が痛くなるからここ数ヶ月は噛んでいなかった。そして、今の私の手には噛み跡だらけの発泡スチロール製の手が握られている小指なんかとれかけだ。

こいつを噛むことのメリットは痛くないのと、まるで犬が玩具に噛み付いてるみたいで人間的ではない無様な自分を可愛く思えること、そして気分が悪くなることだ。

1個目のいいことは、まあわかるだろう。2個目は、ああ、今更だけれど私は自己評価が低く自己愛の強いナルシストだ。というのが答えになるだろうか。3個目、これは私が小学生のとき毎朝のように吐いていたことが関係していて端的に言うと、誰にも何にも私にも言い訳しないで「辛かったね、大変だったね。」と言ってあげられる、まあこんがらがってる私が唯一無条件に認められる私からのSOSというやつだ。そこまで苦しくなくても吐けてさえしまえれば私は私を無条件で愛せる。私の在り方を愛するのではなくてね。

もはや慣れているため吐くのは苦しくないけど嗚咽が苦しい。でもそれも生きてる実感みたいな?(もしかして私生粋のマゾヒストだったりメンヘラだったりする?でもある程度コントロールはできてるから。体を壊すような無茶はしてないので薄ら寒い目で私を見てくださいね!)

そういえば私、最近みんながゾンビに見えるんですよね。シラフで生きてられる皆の方が到底正気とは思えない、みたいな?皆さん幸福ワクチンでも打ってるんですかね?これさえ打てば正気になれま〜す!!まともに社会を生きていけま〜す!!!みたいな、いや、冗談ですよ。ただ、皆のたうちまわりながら生きてるとも思えないので。それとも私が現実とは乖離したことを日々考えながら生きてる(現実逃避しながら生きているともいえる)からですかね。でも半熟卵とスモークビーフのサンドウィッチの広告を見たら、半熟卵とスモービーフのどっちに生まれかわりたいかって考えたくならない?

やっぱ隠居生活がいいって。社会にとか出れない出れない。人間怖いし。あーヤダヤダ都合の悪いことからは耳塞がせてくれ。酒、酒持って来て、知らないけど逃避に使えるんでしょ?オッケーオッケーオールオッケー肝臓やられてぽっくりイッちゃうからそれで許してくれん?後は煙草、いやでも私、私の声気に入ってるからな。喉やられるのは嫌だわ。

てか意外と私、私の皮は気に入ってんだよね。声とか、体とか、顔とか?いや、世間一般からみて魅力的とは思わないけど、それとこれとは別問題じゃん?あ、でも太腿は2、3 周り細くなってほしいよ。でもほら、今流行ってる醜形恐怖には成ってないんだよね。外部の情報を意図的にシャットアウトしてるからかも。だって他人と比較してメンタルやられるのしょうもなくね?いや、カップル見たりとか深夜外から楽しそうな男女の笑い声とか聞こえたりすると部屋で「あー死のう、嘘、いや、あーあいつらキャトルミューティレーションされねーかなー、いや、でもカップルは幸せでいてほしいな100私のコンプレックス故なので。深夜の奴等は宇宙人気連れ去られればいい。こればかりは私の脳が思考を拒否するくらい嫌いなタイプの人間なので。」とか思うよ。

てか、踊りたくね?いえーい!超サイコー何が?人生!嘘!半分嘘で半分はホント!だいたい人生そんな感じ!損な感じ!?たのしーたのしー!!シラフなのにシラフじゃないみたい!!躁か?そうか!もう少しだけ一緒にいようぜ、愉快になりたいだろ?好奇心が擽られることが一番!愉快なのが二番!頓痴気な生き方したいよな?

やば、言葉酔いしてきた、そろそろおしまい、じゃあね、また私の妄言に付き合ってね、うっそー有意義なことに時間使えばーか、じゃーな!!!

私の根にあるのは不信だ、不安だ、そして、そして誰のことも嫌いになりたくないという傲慢だ

 

深夜2時、相手の顔色(顔は見えないが)を伺いながら私は人生で初めて自分の根っこにある部分を声に出して特定の人間、友人に話した。

 

家族へのコンプレックスが、ずっとあった。

「私の両親は仲が悪いのは前も話したよね。お父さんも、お母さんも私のために離婚しないと言っていたの。ずっと。でもね、それって私さえいなければ二人は嫌な思いをしないで済むってことでしょ?もちろんそんな意図はなかったのだろうけれど、私は、ずっとそう思っていたの。

 

二人がたくさん我慢して私のために家族という形をとるのならば、私もそれに協力しなければいけないでしょう?だから、どちらにも肩入れをしないように、どちらも嫌いにならないように、私の意思より、考えより、穏便に済む方法を優先しなければいけなかったし、公平でいなければいけなかった。ああ、壁打ちしてごめん。え、続けていいん?わかった。

 

それで私ね、二人が結婚した理由を何度も聞いたの、だって結婚さえしなければ父も母も、そして私も苦しい思いをしなくて済んだ。尋ねてみると二人とも自分がいかに可哀想なのか、外れくじを引いたのか、被害者なのか、言うんだよ。「俺は、私は」ってね。私が二人に大変だね、可哀想だねって同情したって、私に「苦しいね辛いね大変だったね」って同情してくれないの。それが当時の私からしてみれば「家族という形をとるのに娘であるお前が我慢することは当然のことだ」と言われているみたいだったんだよね。

 

ああ、でも私愛されてないわけじゃなかったんだよ、二人とも私に「お前に対してこんなにも自由にしている、こんなにいろんなものを買い与えている、こんなにも尽くしているのだから愛していないわけないだろう」って言ってたしさ。でも、私がしてほしかったのは愛していることの即物的な証明じゃなくて、やっぱり不安なことへの理解なんだよね。

 

オチがないね、どうしよっか、え?別になくてもいい?んーまあ、そうだなぁ、そんなこんなで私は愛は大きな自己犠牲を伴うことだと思ってんだよね、そういう愛され方しかしてこなかったし、そういう愛し方しかしてこなかったから・・・って感じ。

 

あーでも結局今した話も私が自分を正当化するための理由付けなんだとか思うと、どうしようもなく最悪な気持ちになっちゃうんだよねー、ほら「ひとのせいにしちゃいけない」からさ。あーあ!つまらない話して悪かったね、アナコンダに飲み込まれた話でもする?」

 

「しなくていいわ!お前って本当生きるの大変だな」

 

「やさしいからね」

 

「でも、まあ、そんなに正しく在ろうとしなくてもいいんじゃない?」

 

「あーそう、そうなんだろうねぇ・・・」

 

ふと、頭の悪い質問が浮かんだ。確かめようか、いいや、いいや、こんな質問はまるで私の欲しがっている答えを強要させるようなものだ。

 

「ねえ、気持ち悪い質問していい?」

 

「いいけど」

 

「私が正しくなくなっても友達でいてくれる?」

 

「お前が間違うんでしょ?まあ、そうだね、私が正せばいいし」

 

なんだそりゃ、正しくなくなっても私が正してやるからそんなに一生懸命正しく在ろうとしなくていいって?

 

「そういうことをサラリと言うなよ、私がメンヘラになったらどうすんだ」

 

「あーまあ、お前がやばいメンヘラになったとき考えるわ」

 

「まあ、私すでにメンヘラではあるからな、ってか手は放さないから安心しろって言えよ!」

 

「は?もとより放す気はないが?」

 

「は?やめろ!好きになっちゃうからやめて!!」

 

「(笑い声)」

 

「・・・はぁ、こりゃメンヘラにモテるよお前。でも、マジでメンヘラになったらちゃんと言ってくれよな、私だってお前に負担かけて話したくはないからさ」

 

「なんだよ、私のこと大好きかよ」

 

「は?大好きに決まってるだろ、お前だって私のこと好きだろ?」

 

「大好きだよ」

 

「なら何の問題もないでしょ」

 

「確かにね」

 

(今までのやり取りの気恥ずかしさに数分間のたうち回る二人)

 

「・・・深夜だからできる会話だな」

 

「わかる」

 

「てか、私だけ洗いざらい話して恥ずかしいわ、だってお前一枚も脱いでないのに私全裸みたいな状況だぞ今」

 

「(笑い声)」

 

「それも私が勝手に脱いだんだよな、ほら、人より厚着してるから一枚脱がされると『わかる、これ超暑いんだよね』って言ってするする脱ぎ始めるんだわ。途中で『待って、止めたほうがいい?』って聞いてもお前『脱いじゃえよ~!』って言って止めないから・・・」

 

「脱ぐ快感を覚えてしまったな・・・」

 

「友達を露出狂にするn」

 

「どうしたん」

 

「いや、今『お前の前でしか脱がないから』って言いかけて流石にキモくていうのやめたんだわ」

 

「(大爆笑)」

 

 

忘れっぽいというのをメリットとして働かせることにした。そう、それが私が危ない橋を渡る理由の一つだ

自己犠牲をしている自分に酔っているのかと問われれば今なら間違いなく違うと言える。ああ、それは自分のやってきたことを正当化するために言ってるのかもしれない、けれども私はやっぱり夢をみたかったし、夢をみせたかった。それは、本当のこと。

「知らない人の家について行っちゃだめだよ」
まさか19にもなって友人にそんな言葉をかけられるとは思ってもみなかった。
まあ、こんなふうに笑い話にできているのだから結果オーライというやつだ。

初対面の男の顔越しに天井を眺めながら私は何故こうなったのか思い出していた。
駅で待ち合わせをした1つ年上の男はお世辞にも顔がいいとは言えない人だった。だが、容姿の欠点に関しては人の事は言えないなと思い気にしないことにした。というか別に何かが起るわけもないのだろうからどうだっていい。

採算言っていることだが私は自分のことを人間的に魅力的だとは思わないし、ましてや性的に魅力的だとも思っていない。だからこそ男に背後から抱きしめられたとき、私は好感どころか嫌悪感すら抱けなかった。ただ「男が散々私の退屈(感傷的)な話に付き合っていたのは『そういうこと』をするためだったんだ」と認識すると同時に「なるほど、私に手を出せるということは『そういうこと』ができれば誰だっていいのか。」と思った。

「拒まないんだね」
君がそれを望むからね。多分この場にいたのが君じゃなくても私は同じことをしたよ。
なんて口には出せないけれど。
ああ、私人に好かれたいとは強く思わないけれど嫌われたくないと思っているのかしら。最低最悪ね。ああ、でも一時的でも他者に必要とされ愛されれば私変わらざるおえなくなるのかもしれない。

過程は予想通りで想定外だったけれど結果的には予定調和で私は自身の無価値さを男を通じて知った。生でしていいよねと言われたときは流石に顔が青くなった。それだけは嫌だと言ったら納得したようで、まあその場のノリで言ってしまうことはあるよな。と思いながらなんで私こんな奴に体を許してしまっているんだと多分もっと序盤で気が付かなければいけないことを今更考えていた。
「〇〇」
ひどく大切なもののように何度も呼ぶ名前が男が以前話していた数ヶ月前まで付き合っていた彼女だったとき、そしてそれを本人が一切気づいてなかったこと、愛される程の人間ではない私に散々好きだと言っていたこと、点と点が戦で結ばれたとき私は本当はこんなことするべきじゃないことに気がついた。

とはいえ男をぶん殴れるほど私は男と自分に対する思い入れは無く、かといって一緒に溺れてやるほど私は自分が大切じゃない訳ではなかった。

「もういいよ、私のことが好きだなんて嘘をつかないでいいよ。貴方は私のことが好きな訳じゃない。私を見て何度も名前を呼ぶくらい大切な人を失って、一人で寂しくて、それが誤魔化せるのなら誰だってよかった。私が一番手軽で都合がよかった、それだけの話。」
気持ちはわからなくもないけれど、それならせめて最後まで夢を見せるべきだと思うのは間違っている?それとも私は夢をみる価値もない人間なのかしら
「大丈夫、私じゃない誰かが貴方を大切にしてくれる。」
「違う、違う、俺は、」
その返しを聞いて私は答え合わせをしている気分だった。案の定周りが、私が見えていない。私がどう思っているかなんて男にとっては心底どうでもいいのだ。ああ、よかった。私って最悪の事態は避けられる幸運の持ち主なのよね。
服をかき集め「楽しかった、ありがとう。」と心にもないことを言う。ああ、私が心にもないことを言うのは私が心底侮辱されたときくらいなんだ。
「…君が大事だからこうやって引き止めてるんじゃないか。」
その言葉に君の愚かさが全て詰まっているのにそれに気が付かない。でも、私はそれを指摘してあげない。だって私の言葉を聞く気のない人に何を言ったって無駄でしょ?
「じゃあね。」

私がそう言いこの話が終われば私だって書かない。
「嫌だ、行かないで。」
男は私の足元に縋り付き泣いた。ああ、私の手にスパナが握られていたら後先考えず後頭部目掛けて思い切り振り下ろしていたかもしれない と、言いたいところだが既に私は男にそんな価値があるとは思っていなかった。ただただ心底気持ちが悪いと思った。ああ、そうだ、その感情が正しい。男に私は泣きつけば自分の都合のいいように扱えると思われているのだ。ああ、どれだけ私を馬鹿にすれば気が済むのだろう。

「じゃあね」

このとき私は身をもって私以上に自分しか見えていない人間とは付き合えねぇなということを知った。

「うわ、キスマークつけられてる。」

まさか19になっても2日連続同じ場所ですっ転んで べそかいてるなんて昔の私は思ってもみなかったんだろうな
いや、この鈍臭さが死ぬまで治らんことは薄々分かっていたのかもしれんけど。


久しぶり皆さん、私です。七転八倒 過去執着編も終了したということで、これもひとつの区切りだし更新を終わりにしようかなとか考えてたんだけど、どうやら私の「ちょっとアレ」な部分はそれだけじゃないみたいので、もう少し続けてみるよ!

何の話が聞きたい?
『自称小説家に会うために大学終わり新幹線で大阪へ行った話』
『「自分のことを大切にして」って散々言ってた人が会ってみたら自分しか見えてない人間で不愉快なことになった話』
『手を繋いだりお揃いのものを買おうなんて言われて「これは世にいうデートでは???」とか思ってたら「今俺恋するのが怖くて」って言われて思わずチベットスナギツネフェイスになった話』
などなど!私は(自滅行為に限って)恐ろしくフットワークが軽いのでちょっとアレなエピソードはあるよ!!正直下書きで既に今あげたエピソードは全部書いてあるけどなけなしの社会性がストップをかけてるのでもう少しだけ待っててね!

あ、全部コロナが流行る前の話だよ!!その辺は意識して書かないと今叩かれるらしいからね!みんな分かりやすい悪者を見つけたら寄ってたかってぶん殴るからね!人類キモ!でも人はみな死ぬので許しちゃいます!!(???)殴られるのはゴメンだけどね!というか終わりがあるから今一生懸命になれるんだよね!私は終わりがあっても一生懸命にならないので最強に最弱で最悪なんですよね!はい、どうでもいいですね!!

ということで今回から七転八倒 ネット編の始まり始まりです!見下せる人しか愛せない愚かな人類〜?見てる〜??(基本的に私は『ガラス管に入ったケミカルな色の液体に浸かった脳みそ』で実体は無いという『設定』なので人類に対しては生意気な口をきくよ、ご愛嬌だね(語感だけで喋るな))

ということで初回はジャブの話題として今回話すのは『会った人間の顔、家に着いた頃には忘れちゃうんだよね』です。いや、本当に。
「夢に出てきたんだよね」とかメッセージが来た時は思わず「よく私の顔覚えてたね」って返しかけたよ。流石に19の私はこころない発言がどんなものなのか分かってるので言いませんでしたが、誰も褒めてくれないので私が褒めます偉いね。

私は興味関心が内側にしか向かないので他人に興味がないらしい(最近これがどうやら自己認識のみじゃないことを知った)んですよね。いや、どうしろと。

貴方に興味があります!LINEを返さないのは話題がないからです。貴方に興味があります!顔は一向に思い出せませんが。貴方に興味があります!興味が、興味…ないんですかね…私…

だって私、自分の琴線に触れてほしいとは思っていてもこの人の琴線に触れたいなんて思わないんですもの。それとも人間ってそんなもん?

まあいいや話したいことはひと通り話せたし、じゃあ、またね
心から、否、頭からストンと抜け落ちたものを何故今更掘り起こしたのかと問われれば、言い訳をしたくなったからだ。 

長年拗れに拗らせた思いを決死の覚悟で送り付けた、その時のメッセージは存外簡単に受け流されたと記憶している。それから暫くしたある日、〇〇か?という旨のメッセージが届いた。それが正しいかどうかなど答える気は無かった。いくら気にしない人間の私でも成人式に行く前に地元で笑い者にされるのは抵抗があったからだ。だが、あんな長文を匿名で一方的に送り付けた事に負い目がある私としては、彼に答える義務があるとも思った、少なくとも当時の私はそう考えていた。だから、誰にも言わないでほしいという、何の保証もない約束を交し、彼に正しいと答えた。

それから2、3言フランクなメッセージを交わした後、メッセージを交わしていたTwitterのアカウントにログインできなくなっていた。恥ずかしい話だが、一瞬、別のアカウントで話そうかと思ってしまう程度には文面上での彼とのやり取りは楽しく、懐かしい気分になった。だから、やめた。

やり取りの中で彼に彼女が居るということは知っており、連絡を取ろうとすることで、彼女持ちの男に執拗に連絡を取りたがる女という認識でもされるのは、たまったもんじゃないと思った。それに、本来の目的は既に達成していた。だから、やり取りの中で彼の思考回路が昔と変わらないことが知れただけで十分の収穫であった。私の考えうる中で最も良い落とし所にさせてくれた彼には感謝するべきだろう。見ている訳ないのだが、この場を借りて礼を言う。ありがとう。

私の愛は恋愛感情ではなかったが、落とし所に落とすために、あんなことをしてしまうくらいには「重い」ものだった。厄介なものであった。だが、心底人間らしいものであったと思う。

早く恋を知りたい。
その人の為に綺麗になりたいとか、振り向いてほしいとか、そういう風に思える人にいつか出会えると思って、とうとう18年も経ってしまった。困った。心底困った。手を繋いでいる男女を見て嫌な汗をかき鳥肌をたたせるような私に、私は結構傷ついているのだ。