私は尊敬した人間にしか「先生」と言いたくないのですが流石にあなたを本名で呼ぶわけにはいかないのでこういう形で書きたいと思います。
先生は私の中学三年の時の担任でしたね。
今私に心に余裕があったなら先生のいい話をしますが心の余裕がないのでここで先生に伝えておきたいことだけ書き残したいと思います。
私は一度ストレスで本格的に寝込んだ日がありました。原因は、まあ奴のせいでもあったのですが、私は何もなくても、毎日生きてるだけでストレスが溜まるような日々だったんです。簡単に言うなら私の思春期はそういうキレ方だったんです。
母さんから手が回ったのでしょう、翌朝私はあなたに呼ばれ色々と話をしました。詳しいことは覚えていません。何故ならそんなことは私にとっては重要じゃなかったからです。最後にあなたは私に「〇〇が謝りたいと言ってる」と言いましたね。その瞬間私の中で何かが切れたんです。
そうですね、具体的にはあなたに失望したんです。
謝るということが奴の自己満足に感じたのです。謝ることでケリをつけたい。謝ればいいんだろ結局。と奴が思っているだろうということが私には想像がついたんですです。
勿論あなたは先生なのですからその位のこと想像がついてると私は思っていました。
いえ、本当は想像がついていたのかもしれませんね。そう、先生、あなたは奴に謝罪をさせるという形で事態を終わらせることが最善策だと考えたのかも知れません。
まあどちらにせよ私はあなたも奴も私のことを馬鹿にしているのだと感じたのです。
私が奴に望むことはただ一つでした。『金輪際私に関わらないこと』これを奴の口からでも書面でもいいから約束してくれればそれでよかったのです。奴の謝罪の言葉など私にとっては何の意味もないのです
結局のところ私はこのことをあなたに言えず半ば押し切られる形で放課後理科室前の廊下で奴と、もう1人の男子生徒と私で気まずい思いをしたのを忘れません。(何でストレスで寝込んだ翌日にストレスを溜めなければいけないんだ。と思いましたが)
まあ、相手側が2人でやってきた時点で私はもう何もかも諦めたのですけどね。いくら今回の件は相手側が悪いという形をとっているからといって1対1ではないとなると相手には逃げ道があるのです。帰りに「やっぱあいつないよなー」と言える相手がいるのです。
その次に驚いたことは私が謝らされたということです。いえ、全くそれに関しては怒ってはいません。ただただ驚きました。
確かに私は奴らのことを「猿」と読んだ記憶はありますが…はぁ、それをここで謝れとははははは、これは傑作だ。
私の謝罪は私が思ってた以上に完璧な謝罪でした。声もしっかり出て頭もきちんと下がっていました。後の奴らの謝罪よりは誠意があります。 何故だと思いますか?
答えは私は諦めていたからです。奴らに対してもあなたに対してもその場に何故かいる関係ない先生に対しても そして私自身に対しても。
人は諦めると大人になれるんです。
先生、私に私を諦めることを教えてくれてありがとうございました。
奴らの謝罪は虫唾が走るようなものでした。今でも鮮明に思い出します。当時の私というと、ははは、演じるのなら私くらいふっきれてくれないと困るなぁ と謝られてる最中ずっと思っていました。
締めがまた笑えるものだったのです。確かあなたはその場にいなかったですよね、教えてあげますよ、あの時いた関係ない先生が言ったこと。
「これでお互い謝ったからチャラな」
あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは
笑いをこらえるのに必死でしたよ、いえ、厳密にはもっと堅い言い方だったのかもしれませんが兎に角「お互い謝ったから
これでおしまい」というやり方をされた私の気持ち、先生、あなたには分かりますか?
いままでずーっと嫌な思いしてたのに、私はその一言で終わりにされちゃったんです。私の今までの思いが、苦しみがぜーんぶ他人によって終わらせられちゃうんです、あなたに私の気持ちが分かりますか?
先生、私はあなたの愚かさによって1度終わったんです。もっと直接的に言うなら私はあなたによって1度殺されたんです。分かりますか?
ああでも、安心してください。私を殺したのは先生だけじゃないです。黙ってくれと言ったのにあなたに電話をした私の母、
あの場にいた 奴、男子生徒、先生、によって私は殺されたんです。だから思い詰めなくていいですよ
あなたは私と違って1人じゃないですから
これが全てです。ことの全貌です。
もちろん奴らは本当に心の底から謝罪をしていたのかも知れませんが、後日私は友人から奴がSNSで私の陰口を叩いてたことを聞き苦笑いをしました。ですがそれは先生、あなたには全く関係ないことですもんね。
まあ奴らは心の底から謝罪していて、私はただ気が狂った生徒だった、って思ってくれればいいですよ。
何故ってだって私は先生、あなた達のこと最初から恨んでなんかいませんもん。
ただ先生、あなた達がもし私の目の前で死にそうになっていて、私があなた達を助けらることができる状態にあったとしても私は絶対にあなた達を助けるつもりは無いってことだけです。私にそう思わせるようなことをしたこと、忘れないでくださいね。
さて、感情的な部分が多くてとても見にくくて、醜い文章でごめんなさい。
え、結局のところ先生、あなたに何が伝えたかったのかって?
そうですね…。
全てが終わったあと、泣き疲れた私はぼんやりと奴のことであなたが私と私の友人に一度泣きついてきたことを思い出しました。
泣きつかれた時、私はあなたのことを可哀想だと思いましたが、あの時の私は間違っていたんですよ。
教師失格なんですよ、あなたは。
それではさようなら。もう二度と会いたくないです。