誰も幸せにできない。無駄に酸素を吸って、ああ、もういいよ。頼むから「もうお前なんかこの世界には要らない」って言ってくれよ。私はもう自分自身に期待なんてしたくないんだ。自分に価値があるなんて自惚れたくないんだ。
ああ、自分に酔ってるんだ。そう言いたいんだろう。そうだ、みんなそう言う。そんなこと自分の頭で理解してても悲鳴はあがるんだよ。
死にたくない。生きたい。誰かのことを心の底から愛したい。私は、私は、孤独になる。なりたくない。皆に優しくしたい。大丈夫な私を大丈夫なままにしてよ。おかしいなんて言わないで。幸せじゃないか。何もかも揃っているんだ。私は、幸せで、でも、それを認められないんだ。私が欠けているから。私がおかしいのか、そう、何もかも最初からおかしかったんだ、私が自分自身をおかしくないのにおかしいと言うことも。いや、おかしいのにおかしくないと言ってることがか?狂ってるのは誰?私をあの日殺したのは誰?母さん?父さん?それともこの世界?ううん、違う。私自身が、私を殺したの。だって母さんは「お前は死ねない」って、お前には死ぬ勇気なんてないって言ってたもの。死ぬ勇気はないから私は私を殺したんだわ。なにか私おかしい事言ってる?
狂っている?私が?いいえ、狂ってないわ。狂っていると感じるならそれは貴方が狂っているから。そう、みんなそう言いたいの。自分が狂っていることを、認めたくないの。そのこと自体がおかしいのに。誰も私もあなたもみんな気が付かないで死んでいくの。そういうものなの。ああ、そう、そうなのよ。本当におかしいのは私でもあり、貴方でもあり、この世界そのものでもあり、おかしくないものなんて、どこにも存在しないのよ。
なのに、何でそれを信じないのかしら。そんなにおかしいことはいけないこと?みんながみんな気が狂っているのよ。ええ、私とあなたの差なんて殆どあってないようなものなの。タガが外れてネジが外れて踊っていることに気づいて楽しむのはいけないことかしら。ええ、そう、そうよね、いけないなんて決めるのは貴方でも私でも法でも神でもこの世界でもない。そう、それが正しいことなのよ。いいえ、ああ、正しいことなんて何一つないのに。なぜこんな言い方をしてしまうのかしら。結局みんな自分が正しいことを主張したい生き物だから?それとも私が愚者だから?そう、そうなのよ。本当に。
支離滅裂な叫び声をあげてはいけないの?なぜ?何がいけないの?誰のためにもならないから?現実と立ち向かわないから?でも、立ち向かう現実も見えていないとしたら?私は手首を切るしかないんじゃないかしら。
「諦めるな」「諦めろ」どっちも残酷な言葉だよ。あのね、どっちを選んだって後悔はするよ。痛みは伴うよ。それで、その責任は全部自分自身に向かうんだよ。だから他人に安易に言っちゃダメなんだよ。本当にね、その言葉は、重い言葉なんだよ。みんな自分勝手に使っちゃダメなんだよ。使い古された言葉はどんどん価値が失われていくんだよ。本当に大切な言葉は大切な時にしか使っちゃいけないんだよ。何で気が付かないの?それとも気がついて言ってるの?何で?何でそんなことするの。
夢とか希望とか絆とか、私、ずっと嫌いだったの。小、中学校の教室の黒板の上にクラス目標で貼ってあったの。ねぇ、それって意味がわからないよ。だって夢を抱いてない子や希望を見い出せない子の気持ちはどうなるの?絆なんて、なんで至極当然に使うの皆と結ばなきゃいけないものじゃないでしょ。そうやって、みんなおかしくなっていくんだよ。誰も言葉を大切に思わなくなるんだよ。
それで、君は言うんだ「そんな言葉信じる方がおかしい。」「そんなこと言った覚えない。」そうやって、言うんだよ。それで、いいんだよ。それがこの世界の「正しい」道で、きっと生きていく処世術なんだよ。生き辛くないりたくないでしょ?そう、そうなの。
いいえ、私が感受性が豊か…いや、生まれつき気が触れてるだけなのかもしれない。でも、誰もそんなこと教えてくれないわ。私がいくら気が狂っていると叫んでも、ソレは思春期に陥りやすいものとされて、聞いてもくれないの。ええ、みんな都合が悪いことには目を瞑る。臭いものには蓋をする。そういうことよ。
いいえ、私がおかしいんだわ。思春期にこの気の触れようはよくあることなんだわ。そう、そう言うふうに私はできてるし、自覚していることを望まれているの。ね?おかしいでしょ。そう、おかしいのよ。いいえ、おかしくない。正しいとは?間違ってるとは?何が白で何が黒?もしかして最初から灰色?赤も青も黄色も緑も紫もなかったんだわ。ええ、そうなかったのよ。これは大!発!見!
曖昧を曖昧のままにして曖昧に呑まれ私は"曖昧に殺される"何ておぞましくて憎たらしいのかしら!私は私は、そういう生き物。そういうもの。切り捨てる。期待も何もしない。だってそういうものだから、ね?