ハイ・ミスのブログ -17ページ目

ハイ・ミスのブログ

大阪生まれ、大阪育ちのアラサー独身OLです★
日々感じたこと、学んだことをアウトプッしていきます!(^^)

原作は中島京子さん。2014年に山田洋次さん監督で公開された映画、「小さいおうち」を見ました。

 

孤独死で見つかったタキ(倍賞千恵子さん)の残した自叙伝。

そこには昭和11年、東北の田舎から出てきた純真な娘、タキ(黒木華さん)が東京郊外に建つ、

少しモダンで赤い三角屋根の小さなお家で女中として働ていた時のことが書かれていました。

そこには美しくて優しい奥様(松たか子さん)と

旦那様・可愛いお坊ちゃまが穏やかに暮らしていました。

 

その生活の中で起こった些細な恋愛事件のお話ですキョロキョロ

 

昭和11年は陸軍によるクーデターが起こった2.26事件。

昭和12年には日中戦争が始まりました。

 

私が最も印象的だったのは、開戦のこの時代の日本の少しお祭り気分な雰囲気です。

私たちが教科書で習う、この時代は戦争のことばかりでしたので、

日本人が明るく過ごしていた日常なんて知りませんでしたが

タキは奥様・旦那様・坊ちゃまと過ごしたこの頃は明るくて幸せな日々だったと言っていましたニコニコ

 

穏やかで平和な暮らしをしている空気感が描かれています流れ星

 

ある日現れた青年、板倉(吉岡秀隆さん)と奥様が自然と恋仲になり、それを知ってしまうタキ。

板倉も東北出身者であり、タキも板倉のことを魅力的に思っていたように見えました。

 

戦争も激しくなってきた頃、板倉に徴収令状が届きます。

奥様は板倉と最後に会うための手紙をタキに託しますが、タキはその手紙を板倉に渡さずに

奥様と板倉は最後に会うことが出来ませんでした。

 

奥様は空襲で戦死してしまい、タキは自分がしてしまった小さな小さな罪に苦しむのでしたショボーン

 

しかし、タキは奥様と板倉の中を邪魔したっかったわけではなく、

赤い屋根のちいさなお家が平和に過ごすために最善を尽くしたのだと思います。

 

「優しくしてもらった奥様とご家族のため」であると、表面的には思いながらも

自分の板倉への気持ちがそうさせている、ということ。

 

タキは亡くなる60年のも長い間、その手紙を持ち続け

後悔を胸に生きていたのだと思うと心が締め付けられますえーん

 

しかし、戦死した奥様は防空壕の中で、旦那様と抱き合いながら亡くなっていたそうです。

タキがした判断によって奥様は温かい家族の中で最期を迎えることが出来たのだと思います。

 

昭和初期も令和の今も日本人の本質は変わっていなくて、

そこには奥様とタキの純愛がありました。