２０２３年７月７日から『北から南へ「天守」シリーズ』をスタートさせ、初回の「プロローグ」では「天守」についてのエピソード等をお話をしました。
そして２回目以降は、具体的に「天守（御三階櫓含む）」があるお城を、北から順次、現存・復元・復興・模擬の「天守（御三階櫓含む）」を織り交ぜて掲載し、「天守（御三階櫓含む）」の構造など特徴を始め、藩主だった大名や城主、訪城しやすいようにアクセスや最寄駅等も記載しています。
本日は、RC造りの模擬「浜松城」（静岡県浜松市中区－続日本１００名城）の「天守」をお届けします。現在は「二の丸」跡内の「大河ドラマ館」で「どうする家康」の紹介がされています。
〇アクセス
・JR東海道本線「浜松駅」から徒歩約20分
・JR東海道本線「浜松駅」からバスで「市役所南」下車、徒歩約７分
〇RC造り模擬「天守」
・三重四階（地階に井戸）、望楼型、独立式（「付櫓台」はある）
・「天守台」が有り瓦などの発掘はあるが「天守」の絵図や記録が無い
・屋根は「瓦葺」
・壁は一階が「下見板張り」で上階は「白漆喰」、南東隅１箇所だけ「石落とし」、最上階に「廻縁・高欄」
・破風は「入母屋屋根」に東西「千鳥破風」
・軒裏と軒垂木は「白漆喰総塗籠め」
・内部はコンクリート造りで資料館
・天守台は「野面積み・乱積み」、１／３が未使用（「天守」は「天守台」の２／３の大きさ)
〇「天守」の歴史
・「堀尾氏」の頃（１５９０年代）、短期間に「天守」は存在したらしい
・１９５３年にRC造りで模擬「天守」建造（予算足りず、「天守台」の２／３の大きさで建造）
〇城主
・１５０４年に「今川貞相」が「曳馬城」を築城して「飯尾氏」が入城
・１５７０年に「徳川家康」が「曳馬城」に入城して「浜松城」に改名
・１５８２年に「家康」は拡張、改修を完了
・１５８６年に「家康」は「駿府城」へ移り「菅沼定政」が城代
・１５９０年に「堀尾吉晴」が１２万石で入城
・１６０１年に「松平（桜井）忠頼」が５万石で入城
・１６０９年に「水野重央（しげなか）」が２万５千石で入城
・１６１９年に「高力忠房」が３万５千石で入城
・１６３８年に「松平（大給）乗寿」が３万６千石で入城
・１６４４年に「太田資宗（すけむね）」が３万５千石で入城
・１６７８年に「青山宗俊」が５万石で入城
・１７０２年に「松平（本庄）資俊」が７万石で入城
・１７２９年に「松平（大河内）信祝」が
・１７４９年に「松平（本庄）資訓」が７万石で入城
・１７５８年に「井上正経」が６万石で入城
・１８１７年に「水野忠邦」が６万石で入城→７万石へ加増
・１８４５年に「井上正春」が６万石で入城
・１８６８年に廃藩
RC造り模擬「天守」（南東方向から）↓
RC造り模擬「天守」（「天守台」の２／３の大きさ）↓
RC造り模擬「天守」（「天守台」の２／３の大きさ、南面）↓
RC造り模擬「天守」（一階は「下見板張り」、南西方向から）↓
RC造り模擬「天守」（手前に「付櫓台」、東面）↓
RC造り模擬「天守」（「天守門」前の南東方向から）↓
RC造り模擬「天守」と「天守門」（「二の丸」跡の東方向から）↓
RC造り模擬「天守」と「天守門」（「清水曲輪」跡越しの南方向から）↓
RC造り模擬「天守」唯一の「石落とし」（南東隅）↓
RC造り模擬「天守」の「天守台」（野面積み・布積み）↓
RC造り模擬「天守」地階の井戸↓
RC造り模擬「天守」内はコンクリート造り↓
RC造り模擬「天守」内はコンクリート造り↓
RC造り模擬「天守」内の最上階↓
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