それではFBC(フェアリーズブートキャンプ)を本格的に始めさせて頂きます。
前回 はオリエンテーションとして、概念的な部分の説明をさせて頂きましたが、今回からは大型ヴァイスの各論に移っていきます。
第一回は初心者の皆様から畏怖の対象になりやすいセルケト、通称サソリ(通常型)の対処方法を見ていきましょう。
光里
「いきなりサソリはハードル高いんじゃない?」
だからこそです。
難しいからこそ早い段階から修練を始めて、より長い時間を鍛練に充てられるようにしたい。
難しい技から教えていく、これは私も修めた太極拳を始めとする中国武術の考え方ですが、私は理に叶っていると思っています。
さて、では始めましょう。
セルケトは非常に攻撃力の高い大型ヴァイスです。
高レベルの個体では一撃でも貰うと戦局がひっくり返されてしまうどころか、勝負が決してしまうことすらあります。
全体的な流れとしては攻撃パターンが3フェイズ。
サソリの攻撃パターンを緩和させつつ、スタンによる攻撃可能時間を増やす為に、尻尾を破壊していくやり方で今回はご紹介していきます。
攻略としては、兎に角サソリの攻撃を受けない事が肝要となります。
また全般的な特徴として、射撃耐性を持つので有効打は近接から奪うことになります。
フェイズ1
まずはファーストコンタクトから。
サソリ前面からの機銃掃射。
これはまず交戦開始と同時に尻尾にターゲットを移して下さい。
サソリが左右に動きながら機銃を射つので、その弧の外側に逃げてから、尻尾に向かって前ダッシュ射撃します。
この前D射撃は尻尾をターゲットすると、機銃掃射の上を飛び越えられるので、避けながら攻撃出来ます。
注意点としては、必ず少し横に避けてからです。
いきなり直進すると爪先に機銃掃射が引っ掛かります。
また本体をターゲットしたままだと、自分から弾幕に飛び込んでしまうので、必ず尻尾をターゲットしておいて下さい。
軽いジャブ程度ですが、少しでも尻尾にダメージを与えておきましょう。
この機銃掃射が終わると、爆雷を蒔きながら突進し、尻尾から高火力ビームによる凪ぎ払いに繋げてきます。
爆雷には巻き込まれないよう、その展開に注意して下さい。
突進後は尻尾を縦方向に振りながらビームで凪ぎ払ってきます。
凪ぎ払い方向は縦ですが、あまりに距離が近いと横ダッシュしても避けきれず巻き込まてしまうので、30~40距離を確保して横Dで逃れて下さい。
ここからが反撃ポイントになります。
逆に言うと、ここまでは有効打は取れないので無理な攻撃は控えて下さい。
冒頭でも述べたように、サソリは攻撃パターンが3フェイズあります。
その切り替わりポイントではサソリが黄色く光り、無敵になる瞬間があります。
尻尾は破壊しますが、そのタイミングはフェイズ2がお薦めです。
ここまでは尻尾をターゲットして攻撃しているかと思われますが、破壊する少し前に本体にターゲットを変えて、フェイズ1が終わるまで近接で本体を叩きます。
尻尾による突き上げが始まると、一時ジャミングが入り自動的に本体にターゲットが移りますので、余程尻尾への攻撃が効果的でも無い限りはターゲット操作は不要です。
フェイズ1の後半は尻尾による突き上げと、サソリ本体後方からの弾幕を交互に撃ってきます。
尚、この尻尾突き上げ+弾幕セットは、この先のフェイズ2~3でも共通して使われるので、しっかりとパターンを把握して下さい。
尻尾の突き上げは横ステップでかわします。
後方からの弾幕はその軌道上、サソリ本体に密着していれば当たらないので、近接で切り込んで下さい。
溜め動作が見えたら攻撃は中断して、ステップ回避の準備を。
フェイズ1はここまでのサイクルです。
ダメージが足りず、フェイズ2に移れなかったら、冒頭の機銃掃射に戻ります。
この時、サソリと密着しているので、機銃掃射を至近距離で受けないよう、攻撃の手は止めて離れて下さい。
フェイズ2
フェイズ1が終わるとサソリはチャージを始めます。
攻撃の好機ですので、逃さず大ダメージを取って下さい。
可能ならここでフェイズ2を飛ばせれば言う事無しですが、中々そう上手くは運ばないでしょう。
その場合はここで尻尾を破壊して、更にスタン時間を稼いで下さい。
それでも次のフェイズに移れない事もあるでしょうから、以下にフェイズ2の対応を。
フェイズ2はサソリが大きく動きながら弾幕を形成します。
サソリの背面からこちらに向けて、弧を描く弾道で3セット撃ち込んできます。
弧に対して真横より、わずかに斜め後ろのベクトルを加えて回避軌道を取ると、比較的避け易くなります。
この走り回っての弾幕が終わると、フェイズ1でも見せた爆雷の散布→尻尾からビーム凪ぎ払い→背面からの弾幕→尻尾突き上げのパターンに入ります。
フェイズ2はこの繰り返しですね。
フェイズ3
最終局面に入ります。
また身体が黄色く光り、次の段階へ。
サソリはまずワスプを2機、発射します。
そして本体から扇型範囲に光波が撃たれ、ワスプと連携して攻撃してきます。
この光波とワスプからの針弾、どちらも必殺級の威力なので、サソリの正面中距離が最も危険地帯です。
まずはワスプを処理してしまいましょう。
ワスプの射出を確認したら、ターゲットを切り替えて横D射撃をして下さい。
アクトレスがワスプの方に向き直り、高さを合わせにいきます。
そうするとアクトレスがサソリの上空、光波が当たらない高さに移動出来ます。
ワスプからの針弾は威力が高いだけでなく、弾速も速い上に軽めの追尾があるので、周囲を旋回しながら横D射撃で応戦して落としていくのが安全です。
ワスプを落としたら本体に攻撃していきますが、注意点がひとつ。
光波はサソリの体内から撃たれていて、側面からアタックする際に、前半分に取り付いてしまうと、光波に巻き込まれます。
尻尾の根元を狙うくらいのつもりで位置取りして下さい。
サソリ本体は光波を撃ち終わると、またフェイズ1の例のパターンが始まります。
ここまで来たらもう語ることもありませんね。
落ち着いて仕上げといきましょう。
では最後に尻尾による攻撃の見極めを。
尻尾の攻撃には突き上げと横凪ぎの2種類がありますが、溜め動作でどちらが来るか見分けられます。
尻尾を横に寝かせて溜めている時は横凪ぎになります。
尻尾の振り方で回避動作が変わりますので、見誤らないよう、ご注意下さい。
突き上げは横ステップで。
横凪ぎは後退し続けて回避(エリア境界に注意)。
尻尾の攻撃はサソリで最も強力です。
また、見た目よりも判定が長く残りますので、一拍置いてから攻めかかるようにしないと、何も無いはずの虚空からダメージを受けます。
セルケトの解説は以上となります。
最後にこの講座で使われた映像の元になった動画を。
ここまでの解説を反芻しながらご覧頂けると、全体的な流れも見えてくるかと思います。
約2分
ご健闘を祈ります。
それではまた。