消化器内科に行ってきた。
今までは糖尿病内科の診察と同じ日、8週間ごとの診察だったのだが、今回はそれより早く、単独での受診だった。
前回の診察以降、ウルソの服用を止めて様子を見た。
もし、肝機能がまた悪化していればウルソが効いていたことになるし、悪化していなければウルソは無関係ということになる。
今回は、かなり時間に余裕を持って病院に到着。
採血の受付をしに行ったら、進行状況を案内するモニタには「採血の待ち時間 約30分」と表示されていた。げげっ、いつもは長くても15分くらいなのに、今日はなんでこんなに長くかかってるんだ? 早めに来てよかったよ〜
と思いつつ、受付機で受付しようとしたら、「エラー 検査の予約はありません」と出た。
あれっ? 受診日を間違えた? でも、病院入り口の再来受付機では、ちゃんと消化器内科の診察が入ってたし。
前回の診察時に渡されていた、診察予約票を確かめてみた。
あ、本当だ。診察は予約が入ってるけど、検査の予約が入ってないや。
いつも予約票の内容をしっかり見ることがなくて、チラッと日時を確認する程度。
次回の糖尿病内科の診察日に「採血・尿検査」と入っていたので、その文字を見て「消化器内科の検査予約もちゃんと入っている」と思い込んでいた。
失敗、失敗。
慌てて消化器内科の受付に行き、「今日、血液検査の結果を見てから診察という流れのはずだったけれど、検査のオーダーが入ってないようだ」と告げ、担当医に確認してもらった。当然、担当医は診察中なので、確認するまでにかなりの時間がかかった。
結局、「検査を受けてください」ということになって、やっと採血の受付ができた。
そこから30分近く待ったので、せっかく早く行ったのにめっちゃ遅くなってしまったのだった。
なんてこったい…
さて、話としては、以下の過去記事の続きとなる。
今回の採血は、肘2回チャレンジしてダメで、3回目の手の甲からの採血だった。肘にはくっきりと内出血のアザができてしまった。半袖シーズンは目立っちゃうね。困ったもんだわ。
検査結果は、以下の通り。
右の()内は過去の検査結果。その次の()内は基準値を示している。
AST 20 U/L (24←37←31←23←61←24) (13 - 33)
ALT 15 U/L (18←62←35←39←72←29) (6 - 27)
γGT 19 U/L (17←32←17←28←28←11) (10 - 47)
ALP 58 U/L (55←67←49←64←69←53) (38 - 113)
LD 158 U/L (173←190←183←177←211←161) (124 - 222)
T-BiL 0.53 mg/dL (0.52←0.76←0.73←0.67←0.76←0.64) (0.2 - 1.3)
D-BiL 0.06 mg/dL (0.05←0.06←0.05←0.05) (0.0 - 0.2)
アミラーゼ 145 U/L (381←522←244←167) (37 - 124)
リパーゼ 67 U/L (69←64←77←65) (13 - 55)
CRP 0.04 mg/dL (0.02←0.03←0.02←0.02) (0 - 0.3)
なんと、ウルソを止めたのにAST、ALTが前回より下がっていた。
ということで、前回数値が改善していたのはウルソとは無関係だったようだ。
しかも、全く問題ないレベルまで改善してしまったので、消化器内科としてはこれ以上することがない、という結論になった。
前回は、医師は薬剤性を疑っている、と言っていた。
しかし、やっぱり薬剤性の疑いも消えたようだ。
結局のところ、何が起きているのか医師にもよく分からないようで、カルテ上は「自己免疫性肝炎、もしくは原発性胆汁性胆管炎の疑い」に落ち着いたみたい。本当にそれらの疾患なら、こんなに数値が改善することはないように思うけど、カルテには何らかの疾患疑いとして書かないといけないもんね。で、薬剤性よりはこっちの疑いの方が可能性としては高い、ということなんだろう。
とりあえず、今回で消化器内科の診察は終了、ということになった。
肝機能については糖尿病内科で8週間ごとにチェックするから、もし、また肝機能が悪化するようであれば、糖尿病内科を通じて消化器内科の診察を入れてもらえばいい、とのこと。
アミラーゼとリパーゼは相変わらず高いけど、症状がないなら体質だろうという医師の見解は変わらなかった。
原因がはっきりしなかったのは残念だけど、人間の体なんて、知らない間にこんなことがしょっちゅう起きているのかもね。年に1回の健診だけだと、その1年の間に一時的に数値が悪化してまた元に戻っていたとしても気づかない。何年も検診を受けていなければ、なおさらだ。
わたしのように8週間ごと、もっと頻繁な人だと毎月検査していると、たまには「なんだこれ?」という数値が出ることがあるのかもね。
もちろん、本当に健常な状態であれば、数値が大きくぶれることはないんだろうけども。
ま、生きてるんだし、生きてりゃいろんなことがあるし、わたしの場合は酷い高血糖状態を長年放置してきた体なのだから、何が起きてても不思議じゃない。
とにかく!
「エコーでは分からない脂肪肝」ではない、ということがはっきりすればいいのだ!w
で、消化器内科医の見立てというのは、糖尿病内科の担当医にはちゃんと伝わってるんだろうか?
それを消化器内科医に確認してみた。
糖尿病内科からの紹介で消化器内科を受診したわけだが、糖尿病内科の担当医は、消化器内科のカルテの情報を確認してるんだろうか? それとも、わたしから詳しく話をする必要があるんだろうか?と。
医師は「うーん… その先生次第だと思うけど…」としつつ、「たとえば僕だったら、他の科に患者さんを紹介したら、どんな結果だったか気になるから、自分でカルテを確認する」と言った。
なるほど、同じ病院内だし、他科のカルテも見ようと思ったら見ることができるのね。普通はまあ、ザッとでも目を通すんだろう。
消化器内科の医師に、「実は、糖尿病内科で『エコーに映らない脂肪肝だ』と言われて『ほんまに?』と思ったので、消化器内科で詳しく調べられないか?とわたしからお願いしたんです。なので、『脂肪肝ではないと言われました』とわたしから伝えないといけないのかどうなんだろう?と思ってまして」と言ったら、「脂肪肝が納得できなかったんやね」とめっちゃ笑われた。
で、モニタ画面を指さしながら、「ここに『脂肪肝の疑いはほぼない』と書いてるので、○○先生が読んでいれば伝わりますよ」と言った。
うはは。よかったw
これでこそ、消化器内科を受診した価値があるってもんだw
あと、少し気になっていたことを質問した。
それは、糖質制限を解除したタイミングと、肝機能が改善してきたタイミングが一致しているように見えることだ。
食事内容の変更が、肝機能に影響した可能性はあるのだろうか?
医師によると、可能性はある、とのことだった。
なぜなら、糖質制限をすると肝臓が糖新生をするので、肝機能が悪化する場合があるから、ということだった。(医師はわたしがどれくらい知識を持っているか知らないので「糖新生」という言葉を使わず、「糖質制限をすると、必要な栄養素を肝臓が作ろうとして〜」という言い方をした。なので、「糖新生」だけではなく「ケトン体産生」も含まれるのかもしれない)
長年糖質制限を続けていて、急に肝機能が悪化することはあるのだろうか? ずっと続けていると、肝臓に負担をかけてしまうということ…?
気になったので、確認してみた。
医師は、「何年も糖質制限を続けているんだったら、今回の肝機能の悪化には直接の関係はないと思う。糖質制限を始めたときに、肝機能がちょっと悪化するということはある。でも、肝臓が慣れてくれば落ち着いてくる」と説明した。
なるほど、食事を切り替えた直後は、そういうこともあるかもしれないのだな。
わたしは2018年の夏頃から少しずつ糖質制限を始めたから、もう何年にもなる。
なので、ちょっと状況が違うようだ。
と、こんな感じだった。
消化器内科を受診したことで、腹部MRI検査を受けることができた。
もし、肝胆膵になにか大きな問題が隠れていたなら、この検査で見つかったはず。
でも、特に何もないことが確認できたのはよかった。(見落としがなければ、だけど。たまに見落としがニュースになるからなー まあ、人のすることだしね)
さて、次は糖尿病内科だ。
最近、食欲が落ちて食事量が減ってる分、糖質摂取量も落ちて、血糖値の上昇がマシになってるんだよね。
リブレのデータを一見すると、血糖コントロールが良くなってるように見える。
でも、それは食べてないからなんだよ。
食べると上がるんだよ。
そこを担当医には分かってもらわないと!
食べなければ上がらない。(上がっても下がりやすい)
そうだよな、食べなければいいんだよな…
食欲ないのに、無理して食べようとしない方がいいのかな。
1日1000kcalくらいに抑えればいいのかもね。
体にとって、それがいいことかどうかは分かんないけど〜