栄養指導を受けた後、消化器内科を受診した。

話としては、以下のリンク先の続きとなる。

 

 

前回は担当医が体調不良ということで、急遽代診の医師だった。

今回は担当医だった。

 

消化器内科に関連する検査結果は、以下の通り。

右の()内は過去の検査結果。その次の()内は基準値を示している。

AST 24 U/L (37←31←23←61←24) (13 - 33)
ALT 18 U/L (62353972←29) (6 - 27)
γGT 17 U/L (32←17←28←28←11) (10 - 47)
ALP 55 U/L (67←49←64←69←53) (38 - 113)
LD 173 U/L (190←183←177←211←161) (124 - 222)
T-BiL 0.52 mg/dL (0.76←0.73←0.67←0.76←0.64) (0.2 - 1.3)
D-BiL 0.05 mg/dL (0.06←0.05←0.05) (0.0 - 0.2)
アミラーゼ 381 U/L (522244167) (37 - 124)
リパーゼ 69 U/L (647765) (13 - 55)
CRP 0.02 mg/dL (0.03←0.02←0.02) (0 - 0.3)

IgG 1392 mg/dL (1418←1380) (870 - 1700)
IgA 211 mg/dL (218←215) (110 - 410)
IgM 60 mg/dL (63←57) (35 - 220)
IgG4 今回なし mg/dL (80.9←78.7) (11 - 121)
AFP <2.00 ng/mL (2.58←2.12) (≦10)
PIVKA II 20 mAU/mL (20←26) (≦39)

 

年明けの診察後、ウルソを服用しはじめた。

その8週間後である前回の検査ではウルソの効果は全く見られず、ALT 62とまた高くなっていた。

ウルソは胆管系の障害には効果があるようなのだが、わたしには胆管に問題があるわけではないのか? 代診の医師も、「ALPが高くないからなぁ…」(胆管に問題があるとALPが高くなるらしい)と言っていた。ただ、ウルソの服用は肝臓に悪いことはないので、また8週間服用を続けましょう、ということになっていた。

 

そして今回。

何だか分からないけど、とりあえずAST、ALTの数値が基準値内まで下がっていた。

しかも、久しぶりにAST/ALT比が1を上回ったぞ!

 

担当医が言うには、本当に肝障害が起きていれば、ウルソを服用したとしてもここまで数値が改善することはあまりない。なので、ウルソは関係なく改善しているのではないか?とのことだった。

 

へ?

じゃあ、結局はなんだったんだ…?

 

医師「やっぱり、はっきりした原因を探るためには肝生検するしかない。けど、そんな必要はないでしょう」

わたし「結局、なに疑い、というのも分からないままなんですかねー?」

医師「今は、薬剤を疑ってます」

 

ほぇ? そういうことになったの???

薬剤ということは… 去年の夏にトルリシティからジャヌビアに変更になったくらいしか思い当たらないんだけど?

そう言うと、医師ははっきりとは言わなかったが、ジャヌビアを疑っているようだった。

 

うーん、たしかに、明らかに肝機能が悪化したのはジャヌビア変更以降だけど、その前からちょくちょくおかしな動きはしてたんだがな…

 

(グラフ再掲)

 

このグラフは、年末に初めて消化器内科を受診したときに、医師に提出したもの。

なので、グラフは年末までで終わっている。

ジャヌビアになってから一気にALTが上昇したようにも見えるけど、その前からちょくちょく30を超えてたんだよなぁ…

次の診察で質問してみるか。

 

そして今回、まずまず通常通りの数値に落ち着いたのだが、薬剤性の肝機能障害の場合、一過性の悪化というのはよくあることなのだろうか? 服用を続けているうちに、肝機能が落ち着くのだろうか?

疑問に思いながらも、この点については医師に確認はしなかった。次の診察で、この点も確認してみよう。

 

医師の提案は、ウルソを中止して、1ヶ月ほど様子を見てみることだった。その結果でまた判断する、と。

 

ということで、次回8週間後の糖尿病内科の受診の前に、一度消化器内科を受診することになった。面倒くさいけど、仕方がない。

 

膵機能に関しては、やっぱり「お腹や背中が痛い」などの症状がないなら、特に問題はないとのことだった。

アミラーゼが高いのは体質だろうし、リパーゼが少し高いのも体質ではないか?と。

基準値というのはあくまでも健常人の平均から出しているだけだから、そこから外れる人もいるし、と。

 

もしそうだとしたら、わたしは膵臓の外分泌機能に関しては元気モリモリ、アミラーゼもリパーゼもどんどん産生・分泌して、糖も脂肪も分解・吸収しまくり!って感じなのかな?

だけど、内分泌機能がダメダメだから血糖値がエラいことになってる、と。

あーあ、もうちょっとバランスよく働いてくれんもんかねぇ? 内分泌の仕事はしんどいから、楽に働ける外分泌部門に労働力が流れて偏ってしまってるとか。

まあ、わたしの体だもんね、楽な方に流れるのはしょうがない。気持ちは分かるw

 

 

体の中で何が起きているのか、原因を究明するのって難しいんだねぇ。

原因が分かってスッキリ解決!だったらいいんだけど。

 

ま、消化器内科を受診したのは、原因を究明したい!という気持ちよりは、本当に糖尿病内科の担当医に言われた「エコーでは分からない脂肪肝」なのか?を確かめたい気持ちの方が大きかった。

消化器内科専門医(それも2人)から「脂肪肝の可能性はほぼない」とお墨付きを得られので、所期の目的は達成できた。

もし、本当にジャヌビアが原因の可能性が高いなら、そのことを消化器内科の医師から糖尿病内科の医師に情報が伝えられるんだろうか? それとも、やっぱりわたしを通して話を伝えなきゃいけないんだろうか? 他科同士の情報伝達って、どこまで風通しよくおこなわれているのか、よく分からんのよなぁ…

消化器内科の医師から、はっきりと「脂肪肝ではありません!」って強く言ってくれないかなぁ。

 

しかしまあ、わたしが希望するままに消化器内科を受診できてよかった。

糖尿病内科の担当医がすんなり消化器内科を紹介してくれたのは、奈良宣言のおかげじゃないかと思う。でなければ、「この程度の肝機能悪化で消化器内科に紹介なんて」と断られていたかも。

ありがとう、奈良宣言!w

(ただし、奈良宣言のフロー図では、「ALT>30で肥満・糖尿病・脂質異常症を合併または脂肪肝あり」の場合は、「血小板数20万未満やFIB4インデックス1.3以上のとき」に消化器内科へコンサルすることになっている。なので、わたしが希望しなければ、糖尿病内科の担当医が消化器内科にコンサルすることはなかっただろう。わたしの希望に機嫌を悪くせず、消化器内科につなげてくれたこと自体は感謝している)