栄養指導を受ける前に、消化器内科を受診していた。

内容としては、1月の記事の続きとなる。

 

 

前回の診察でウルソの服用が決まったものの、結局のところ、何が原因で肝機能が悪化しているのかイマイチ理解できなかった。自分でネットで調べれば調べるほど、疑問点が増えていった。

だから、改めていろいろ確認しようと思っていた。

 

とーこーろーがー!

 

なんと、消化器内科の担当医が体調不良でお休み。代診の医師の診察だった。

これでは、担当医がどう考えているのか、実際のところを確かめることができない。

次回の診察に持ち越しか〜

まあそれでも、担当医とは違う消化器内科専門医の意見を聞ける、貴重な機会でもある。

 

消化器内科関連の検査結果は以下の通り。次の()内は過去の検査結果。その次の()内は基準値を示している。

AST 37 U/L (←31←23←61←24) (13 - 33)
ALT 62 U/L (←35397229) (6 - 27)
γGT 32 U/L (←17←28←28←11) (10 - 47)
ALP 67 U/L (←49←64←69←53) (38 - 113)
LD 190 U/L (←183←177←211←161) (124 - 222)
T-BiL 0.76 mg/dL (←0.73←0.67←0.76←0.64) (0.2 - 1.3)

D-BiL 0.06 mg/dL (←0.05←0.05) (0.0 - 0.2)
アミラーゼ 522 U/L (←244167) (37 - 124)
リパーゼ 64 U/L (←7765) (13 - 55)
CRP 0.03 mg/dL (←0.02←0.02) (0 - 0.3)

IgG 1418 mg/dL (←1380) (870 - 1700)
IgA 218 mg/dL (←215) (110 - 410)
IgM 63 mg/dL (←57) (35 - 220)
IgG4 (検査中) mg/dL (←78.7) (11 - 121)
AFP 2.58 ng/mL (←2.12) (≦10)
PIVKA II 20 mAU/mL (←26) (≦39)

 

ありゃ〜 ウルソの服用を開始したにもかかわらず、ASTとALTの数値が前回より悪化してるよ! 全然効いてないじゃないか…orz

 

代診の医師は、ウルソが無効だったことについては特に何も言わなかった。

ただ、「ウルソを服用して悪いことはないから継続しましょう」とだけだった。

 

「結局のところ、病名としてはなんの疑いになるんでしょうか?」と聞いてみたところ、医師は「分からない」と言った。そして、「確認するには肝生検するしかない」と。

 

うーむ、やっぱりそうなのか。

だけど、さすがに肝生検をしてまで原因を知りたいとは、今の段階では思わないなぁ…

 

と思っていたら、医師は軽く「生検してみたらどうですか」と言った。

わたし「えっ、いや、でも、入院が必要だし大変ですよね?」

医師「入院と言っても10日も必要ないですよ」

 

なんだー、10日以内の入院ですむなら簡単ー!

 

…なわけないやろー!

 

でもまあ、原因を知るには肝生検しかないってことはよく分かったよ。

わたし「○○先生(担当医)の話では、原発性胆管炎や、膵炎からの胆管炎の可能性もあるということでしたが…?」

「うーん、ALPが高くないからなぁ…」

 

そう、そうなのよ!

ネットで調べたら、胆道系酵素としてALP、γGT、LAPがあって、胆道が詰まるとこれらの酵素が同時に上昇してくるという情報があった。

わたしの場合は、ASTとALTが基準値オーバーなのに対し、ALPとγGTは異常値ではない(上昇傾向にはあるけど)。だから、胆管に問題があるというよりは、肝臓本体に問題が生じてるんじゃないかと疑問に思っていたのだ。

そしたら、代診の医師も同じ考えらしい。

 

わたし「抗核抗体が弱く陽性という結果だったのですが、ネットで調べると40倍程度だと健常者でも結構な割合で陽性になるとありました」

医師「そうそう。40倍程度ならそれほど心配する必要はないと思う。今回のIgG4は外注だからまだ結果が出ていないけど、前回の結果は全く問題ないし。もし、今回IgG4が高値になっているとしたらIgGの数値が上がっているはずだけど、特に問題ない数値だからIgG4も問題ないと思う」

 

わたし「膵炎に関してはどうですか?」

医師「それほど気にしなくていい数値だと思う。アミラーゼは膵臓だけじゃないし」

 

今回のアミラーゼは、内科クリニックでの検査結果を含めても過去最高だった。

でも、アミラーゼに比してリパーゼはそこまで高値じゃない。

ということは、アミラーゼ高値は膵臓が原因ではないってことなのかな。

もしかしたら、わたしはアミラーゼ遺伝子のコピー数(CNV; copy number variant)が多いタイプなのかも? 何コピーあるのか調べてみたいな。

 

代診の医師も担当医と同じくポンポンと回答してくれるタイプで話しやすかった。

ただ、担当医が示したいろんな可能性を全部否定したw

 

あーあ、振り出しに戻っちゃったよ。

ということは、やっぱり「画像では分からない脂肪肝」の可能性があるわけ?

 

てことで、またこの質問をしてみた。

医師「たしかに、この程度のAST、ALTは脂肪肝で起きる可能性は高いけど…」と言いつつ、エコーとMRIの画像を確認して、

「この画像を見る限り、まず脂肪肝の可能性はないです。数値に異常が出るような脂肪肝なら、わずかでもなんらかの形で画像に出てくるので」

と言った。

 

ふーむ…

やっぱり脂肪肝ではないなにかが、肝臓で起きてるんだな…

 

医師に、「食事とか、なにか日常生活で気をつけることはありますか?」と聞いてみた。すると、「いや、できることは特にないです」と即答だった。

脂肪肝が原因なら食事療法になるんだろうけど、脂肪肝じゃなければ手の打ちようがないってことか。

市販のサプリ類を摂ってるわけじゃないしなー

しょーがない、このまま様子見するしかないね。

 

ということで、ウルソ300 mg/日(朝昼夕)を継続することになった。

今回の代診の医師の意見も参考に、次の診察で担当医にまたいろいろ聞いてみよう。

 

終わり。