糖尿病内科&消化器内科に行ってきた 消化器内科篇 その1 の続きである。

 

 

 

抗核抗体が陽性だったことで、医師は

「『エコーでは分からない脂肪肝』が原因という可能性はなくなりました」

と言った。

それは嬉しいことだけど…orz

 

医師の話をまとめると、

・今日からウルソ服用を始める(100mg錠を1日3回)。

・今後、症状が悪化するかどうかは分からない。人によっては進行しないでこのまま維持していくこともある。

・肝臓のどの部分に問題が生じているのかは、生検しないと分からない。自己免疫性肝炎かもしれないし、原発性胆汁性胆管炎の可能性もある。

・今の状態であれば、どちらにせよ治療はウルソになる。悪化していくようであれば、どちらの疾患かによって治療法が異なってくるため、原因を探るために生検が必要になる。

・通常はこれらの疾患であればIgG4の上昇、それがなくてもIgGの上昇が見られることが多いが、わたしの場合は上昇は見られていない。また、CRPも低い。なので、炎症が起きているとしても低レベルだと思われる。

 

…安心できるような、できないような。複雑な気分。

 

肝機能が悪化し始めたころから、血糖コントロールが難しくなってきていた。

今までと同じような生活をしているはずなのに、HbA1cが上がってきていた。

やっぱり、これは肝臓に問題が出ているからだろうか?

医師に質問してみた。

 

すると、意外な答えが返ってきた。

 

「もしかすると、膵炎が先にあるのかもしれない」

 

医師が言うには、膵炎が原因で胆管に炎症が及んで、胆汁が流れにくくなることで、肝機能障害が起きているのかもしれない、とのこと。

「それで、確認のために、今回もう一度アミラーゼとリパーゼの検査を追加したんです。そしたら、やっぱり高いんですよね」と。

 

え? えーっと…?

血糖コントロールが悪化してきているのは、膵炎の影響が考えられるの…?

なんてこったい…orz

 

待て待て待て待て。

リパーゼは今回初めて調べたけど、アミラーゼは内科クリニックに通っていたころ、検査項目に入ってたのよ。で、その頃からずっと高かったのよ。でも、クリニックの医師は「アミラーゼは高くても特に問題ない」と言ってスルーしてたのよ。なので、わたしも「そういうもんなんだ」と思って安心してスルーしてたのよ。

 

消化器内科医にそう言うと、

「アミラーゼが高くても問題ないというのは、半分正しいし、半分間違ってる」

ということだった。

つまり、アミラーゼは膵臓特異的ではないので、高値であっても膵臓に問題がない場合もあるが、一応は膵臓ではないことを否定する検査をしておく必要がある、ということのようだ。

マジかよ…orz

 

でもでもでも、抗核抗体の結果が出る前の、昨年末の診察では、アミラーゼとリパーゼが高値でも「背中が痛いなどの症状がないなら問題ない」という話だった。

つまり、抗核抗体の結果さえ陰性であれば、それほど問題視する必要はない程度の数値なのだと思う。

エコーやMRIでも、膵臓に異常所見は認められなかったはずだし。

(MRI検査の結果をプリントしてもらえるのか聞くつもりだったのに、抗核抗体陽性で動揺してしまい、頭からすっかり飛んでしまった。次こそは、きっと)

その程度の膵障害でも、肝機能や血糖コントロールが悪化するんだろうか…?

 

なんかもう、すっかり混乱してしまった。

私の今の状況は、肝炎なの?胆管炎なの?膵炎なの?

膵炎からの胆管炎だとしたら、抗核抗体陽性の話はどうなるの?

自己免疫性膵炎ということなの?

もう何がなんだか…???

 

次回の消化器内科の診察は、また糖尿病内科の予約に合わせてもらった。なので、8週間後。

次の診察で、自分の頭を整理して、落ち着いて医師の見解を聞いてみよう。

 

この日、遅くなってしまった昼食(ガレット・デ・ロワ ショコラを含む)を摂り、処方されたウルソを服用した。

そこで、あれ?と思った。

 

肝機能の改善はウルソでおこなう。理由は、肝細胞が壊れると繊維化が起こるから。

じゃあ、膵臓の治療は必要ないんだろうか?

膵炎の原因が分からんけど、膵臓の細胞も壊れているからアミラーゼやリパーゼが高値になってるんだよね? これが続くと、やっぱり繊維化が起きると思うんだけど、こっちは放置でいいの???

時系列から考えると、先に膵炎が生じていて、その結果、胆管炎になった可能性が高い? だとしたら、膵炎を抑えないことには胆管炎はよくならないんじゃないの?

 

調べてみると、慢性膵炎の場合は、第一に禁酒のようだ。ただ、アルコールが原因ではない突発性膵炎も多く、この場合はどうしようもないらしい。自己免疫性膵炎の場合はステロイド。

 

…糖質ゼロビールを月に2、3回飲むのが今の唯一の楽しみなのに。この楽しみさえ失ってしまうのか…トホホ

 

じゃあ、食事はどうすればいいんだろう?

一般的な膵炎の場合、脂質制限食になると思う。

今のわたしの食事は真逆だから、脂質制限が必要になるなら食事内容をガラッと変える必要がある。

 

なんでこんな単純な質問を、診察室で思い浮かばなかったんだろ。

頭が回らないにもほどがある!

仕方ない、次の診察で聞くことにしよう。

 

 

ネットで抗核抗体のことを調べていると、さらに分からなくなってきた。

わたしが受けた検査では、40倍未満で「陰性」という基準になっていた。

しかし、80倍未満で「陰性」とする場合もあるようだ。

抗核抗体は、健常人でも陽性となる場合が結構あるらしい。

健康な人であっても、40倍以下が20~30%、80倍以下が10~12%、160倍以下が5%、320倍以下が3%いるということもわかっています

リウマチeネット

抗核抗体は、間接蛍光抗体法という測定法で広く検出され、膠原病の診断を進める際の最も基本的なスクリーニング検査です。しかし、健康でも陽性となる人が抗体価が40倍(血液の40倍希釈で)陽性で10~30%、80倍で10~15%、160倍で5%いるため、陽性だから必ず病気とはなりません。とくに高齢者、10歳代女性での陽性率が高いとされています。また、慢性肝疾患、感染症(伝染性単核球症など)、悪性貧血、特発性間質性肺炎、橋本病などの膠原病以外の疾患などでも検出されますが、これらの疾患では、抗体価は低い(40倍以上160倍未満)ことが多いです。(慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科

健康な人でも、〜30%の人が40倍という結果になるって、かなりの高確率だ。

しかも、老化で陽性になることが多いんだってさ。

あははw

って、笑えねー

 

また、原発性胆汁性胆管炎で細胞質型の抗核抗体が陽性になる場合、この細胞質で染まっているのはミトコンドリアらしい。つまり、抗ミトコンドリア抗体が陽性になることが多いようだ。

 

今のわたしの状況を整理してみよう。

・抗核抗体 homogeneous/均質型およびcytoplasmic speckled/斑紋型が40倍

・抗ミトコンドリア抗体は陰性

・IgG4およびIgGは正常

・CRPは低値

・ASTとALTが少し高い

・アミラーゼとリパーゼが少し高い

 

うーん、なんとも微妙…

本当に自己免疫性の何かが起きているのか?

肝酵素と膵酵素に異常値が出ていることから、少なくとも「健康なのに抗核抗体が弱い陽性」とは言えない。かと言って、「抗核抗体陽性が肝酵素と膵酵素の異常に関係」とも言い切れないような気がする。

 

消化器内科の医師は「抗核抗体陽性が出たので、脂肪肝の可能性は消えた」と言った。

だけど、それって糖尿病内科の医師が「糖尿病があるから(エコーでは分からない)脂肪肝」と決めつけたのと同じレベルのような気もする。

 

さらにややこしくしているのが、わたしはGLP-1製剤を使っていたこと。

GLP-1製剤の副作用に胆道系疾患や膵炎がある。

今はジャヌビアに変更されているが、2017年秋から2023年夏までGLP-1製剤を使っていた。

これが影響していることはないだろうか?

…と思って、過去の検査データを確認していたら、市立病院時代の検査項目にもアミラーゼが含まれていることに気づいた。そして、このときからすでに基準値オーバーだった。

つまり、GLP-1製剤を処方される前から、少なくともアミラーゼに関しては高値だったわけだ。

でも、このときも医師は特に問題視せずスルーだった。

内科クリニックの医師もスルーだったし、アミラーゼって検査する意味なさそう。

実際、今の総合病院の糖尿尿内科では、アミラーゼは検査項目に入ってないし。

2017年の当初から、リパーゼも測定すると高値だったのかもしれないなぁ…

 

はぁ…

これまで、糖尿病のことしか調べてこなかったから、肝炎だの胆管炎だの膵炎だのと言われても、何がなんだかさっぱり分からん。

糖尿病のことだけでも精一杯なのに、さらに調べていかなきゃいけないのか…トホホ

 

とりあえず、次の診察までは、ウルソを服用しつつ今までと同じ生活をしておこう。

変更が必要なら、そのときはそのときだ。

 

 

消化器内科医の話を素直に信じれば、「わたしは自己免疫性の難病なんだ。血糖コントロールが難しいのは膵炎のせいなんだ。わたしは悪くない」って、悲劇のヒロインになることができるんだけどなー

でも、素直に信じることができなくて、自分でいろいろ調べれば調べるほど、疑問点がどんどんでてきちゃう。

 

そもそも、医師の話を素直に信じるなら、糖尿病内科医の「肝機能悪化は脂肪肝のせい。糖尿病があるから、エコーでは分からない脂肪肝です」という話を信じないとね。自分に都合の悪い話は信じなくて、都合のいい話だけ信じるのは、さすがにちょっとね。

 

モヤモヤする気分は、ミスドのゴディバコラボ第2弾で晴らそう。

1月31日から第2弾だって。

今度はハート型のドーナツ2種みたい。

 

 

甘いかなぁ?

第1弾のキャラメルショコラの方が、わたしの好みに近いだろうか?

店頭で実物を見てから考えればいいかw